草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名ブラジル連邦共和
2.事業名ブラジルアマゾンの農村所得向上と環境保全修復のための日系「遷移型アグロフォレストリー」普及認証計画
3.事業の背景と必要性ブラジルアマゾンでは過去40年、急激な森林減少が進行してきた。農法や市場の制約から持続的農業が実践されず、焼畑移動耕作や牧場開発が遺伝資源の宝庫といわれる原始林を破壊してきた。その地で、日系農業者が80年にわたって開発してきた「遷移型アグロフォレストリー」が、現地の社会・自然条件に適合した持続的な農業生産方式として、世界の注目を集めている。これを、小農を中心とする農業者全階層に普及するために、農法改良と認証制度の導入を行い、環境にやさしい生産物を適正に評価し、市場化する必要がある。
4.プロジェクト目標「遷移型アグロフォレストリー」の確立・市場開発を通じて、対象農民の収入が持続的に向上する。
5.対象地域Pará州Tomé-Açu市を拠点に、模範的な日系農業者の多いTocantins河以東地域(Nordeste Paraence)
6.受益者層
(ターゲットグループ)
家族農(小農)1万戸を主体に地域の全農民階層と、彼らの農産物を購入活用する諸企業(当初は日系企業)を対象
7.期待される成果及び活動

〈成果〉

  1. 農民と現地研究者等による参加型アプローチを通じて「遷移型アグロフォレストリー」の現地化を図る。
  2. アグロフォレストリー生産者の認証が行われる。
  3. アグロフォレストリー生産物活用企業の認証制度が日本市場に確立し、生産物の需要量と生産者還元利益が向上する。

〈活動〉

  1. 「遷移型アグロフォレストリー」体系改良の手法を、農民と現地の研究普及者に技術移転する。
  2. 総合的「遷移型アグロフォレストリー」生産物評価認証システムを構築し、認証機構による生産者認証制度を確立する。
  3. 多品目少量生産の「遷移型アグロフォレストリー」システムを支える新市場システムを開発し実践する。
8.実施期間2011年11月〜2016年10月(5年)
9.事業費概算額99,999千円
10.事業の実施体制東京農工大学に産学連携の事業実施委員会を置き、その意思決定のもと、農学府国際技術協力支援室が現地プロジェクトマネージャーと連絡をとり、カウンターパートであるトメアスー総合農業協同組合とともに事業を運営する。
II.応募団体の概要
1.団体名国立大学法人 東京農工大学
2.活動内容大学および大学院における教育研究。海外の大学、研究機関、行政、NGO等への開発協力、技術移転。