草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ブラジル
2.事業名 アマゾン西部における健康的で持続可能な農村開発プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ブラジルでも貧しいアマゾナス州西部地域において、大小多数の河川に点在する農村部コミュニティの住民は、基本的な保健医療サービスを利用できず、健康に関する適切な知識も不十分なまま、栄養不良や虫歯、感染症などの疾病に悩まされている。これら住民の健康状態を向上させるためにHANDSでは、各コミュニティに存在する「保健ワーカー」の機能・能力を向上させ、遠隔地から市街地への患者搬送システムを充実させ、病気予防のための住民や子供対象の健康教育を行うなど、活発な活動を行ってきた。これら活動により、一定の成果を挙げることができた。しかし当該地域では、健康な体づくりに必要な食料を住民が手に入れることができず、健康栄養改善がなかなか進まないという課題が残されたままである。そこで、地域の農業技術を改善して食料自給を高め、住民の栄養改善を図る本プロジェクトが計画された。
4.プロジェクト目標 マニコレ市遠隔地および隣接市パイロット地域において、自給用の多様な農産物を栽培し、健康的な食生活を実践する住民が増加する。
5.対象地域 ブラジル連邦共和国アマゾナス州マニコレ市遠隔地(農村部)コミュニティおよび隣接市(Novo Aripuana,Borba)のパイロットコミュニティ(予定)
6.受益者層
(ターゲットグループ)

遠隔地農民1,900家族、遠隔地青少年ボランティア250名、遠隔地CHW 60名

7.活動及び期待される成果

<成果>

  1. 健康と栄養、および食料自給に関する農民や住民の意識・知識が向上する。
  2. 食料自給に関する持続可能な農業技術を推進する地域農民リーダー(モデル農家)が育成される。
  3. 一般農民の間で食料自給に関する持続可能な農業技術が普及する。

<主な活動>

  1. CHW/青少年ボランティアに対して健康と栄養及び食料自給に関するトレーニングを実施する。
  2. CHW/青少年ボランティアが各地域の住民/農家に対して継続的な保健・環境教育を実施する。
  3. 地方自治体機関の農業指導員とモデル農家候補者に対し、CEPLAC/CAMTAにおいて持続可能な農業技術に関するトレーニングを実施する。
  4. 持続可能な農業技術の普及/指導に関する計画策定を行う。
  5. 各村で農業指導員がモデル農家と共に、農民への直接的かつ継続的な農業技術及び健康的な生活実践指導を実施する。
8.実施期間 2012年4月〜2015年3月(3年)
9.事業費概算額 98,343千円
10.事業の実施体制 日本人プロジェクトマネージャー(1名)の全体統括のもと、アマゾナス州マナウス市に派遣される長期現地業務従事者(1名:保健医療・現地調整)が中心となって、カウンターパートであるブラジル政府農業牧畜供給省の下部組織「カカオ栽培計画高等委員会(CEPLAC)」と共に事業を実施する。HANDS本部(東京)からは、本事業担当者を中心として、団体外技術アドバイザーの助言も得ながら現地での活動を継続的に支援する。
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人Health and Development Service(HANDS)
2.活動内容 「保健医療と持続可能な開発」を切り口とした包括的な国際技術協力を通じて、平和で豊かな地球市民社会の実現に貢献することを目的に、平成12年1月に設立。平成13年3月に特定非営利活動法人格取得。幅広い分野の専門的知識を有し、質の高い技術協力の提供を行い、明確な戦略と高いマネジメント能力を持ち、明瞭な説明責任を果たすと共に、市民の手による責任ある国際協力の実施体制を充実させるために人々と共に事業活動を展開している。