草の根パートナー型

平成20年度第2回 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名ブルキナファソ
2.事業名地域環境に配慮したバム湖周辺地域における農業生産向上プロジェクト
3.事業の背景と必要性ブルキナファソ中央北部州バム県にある全長25kmのバム湖は、県都コングシ市に面していることから、生活用水や家畜用水としての需要も高く、湖の周囲に自生する樹木は重要な薪の供給源となっている。また、周辺地域には、多くの農耕地が広がっている。しかし、1970年代以降、乾燥化による湖水と植生の減少が進み、地域住民の生活を著しく圧迫している。さらに近年、湖岸の崩落や周辺土壌の流入により、湖が浅底化しつつある。このため雨季には湖水が氾濫し、耕地や村内に浸水して被害を出す等、農業生産ひいては衛生面においても大きな影響を与えている。とりわけ、バム湖周辺地域における穀物生産量は30年前と比較して4分の1にまで減少したとされている。これほどの減少を招いたのは、地力の低下が大きな要素として考えられる。地域における農生産力の低下に対処するためには、先ず表土流亡・浸食を防止することによる今以上の地力低下の防止と、肥料投入による地力の回復が必要である。
4.事業の目的当該地域で発生している地力の低下を食い止め、周辺地を含めた資源の有効利用による生産性の向上を図る
5.対象地域ブルキナファソ中央北部州バム県
6.受益者層タンギエマ村に居住する392名、およびロルガ村に居住する457名
7.活動及び期待される成果
  1. ディゲット(石堰)の設置技術を普及する。
  2. 有用草の移植・利用技術を移転する。
  3. ザイ技術(直径30cm程度の穴に播種する栽培技術)を移転する。
  4. 有機肥料の生産・利用技術を移転する。
  5. 土地に適した技術を促進する。
  6. 養蜂技術を移転する。
8.実施期間2009年7月〜2012年6月(3年)
9.事業費50,000千円(予定)
10.事業の実施体制地域を管轄する関連省庁の支局に所属する技官に技術的な補佐を依頼し、対象地域で活動している現地NGO、環境保全畜産協会(AJPEE)と協力して普及活動を行なう。
II. 実施団体の概要
1.団体名緑のサヘル
2.活動内容活動分野としては、住民生活の基盤に対して働きかける「生活保障」と、これからも生活を続けられる状況を作り出す「環境保全」を柱にしている。支援方法として、日本人スタッフの常駐による直営事業のほか、現地の団体との協力事業も行なっている。
3.対象国との関係、協力実績
  • タガバングゥ村女性支援事業(1998年10月〜2004年6月)
  • タガバングゥ村穀物銀行支援(2001年5月〜2004年6月)
  • タガバングゥ村伝統技術移転事業(2005年4月〜2008年3月)
  • バム湖周辺地域自然管理事業(2008年1月〜)