草の根パートナー型

平成15年度第2回 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名カンボジア
2.事業名図書館活動を通じた初等教育の質の改善事業
3.事業の背景と必要性1995年から始まったクラスタースクール制度では、7〜8の小学校をクラスター(郡)として限られた教材の共有、学校運営の経験の共有化を目指している。カンボジア教育省は、図書館活動についてもクラスター制度に沿った活動推進を定めている。図書室での活動や読書を通し子ども達の知識、語彙力、思考力、想像力などの能力向上が図れるためである。全クラスターの中心校にクラスター図書室の設置が定められているが、図書室を利用したことのない校長や図書館員が多く、機能していない状態である。それゆえに、技術指導を行い子ども達のための様々な図書室活動、図書室運営管理方法を紹介するとともに、必要な教材の配布が急務となっている。
4.事業の目的対象地域のクラスターすべての中心校で図書館活動が行われる。
5.対象地域カンボジア王国バンテイミンチェイ州にある74クラスター
6.受益者層
  • クラスター図書室の図書館員、州および郡教育局、クラスター長
  • 育成を受けた図書館員や校長がいる小学校に通う子どもたち
7.活動及び期待される成果
  • 図書館員が図書館活動を行う能力を得る。
  • 十分な教材が配布される。
  • 教育局から選出された図書館活動トレーナーが独自で研修会を開催、技術会議や年次会議の場で図書館活動を報告する能力を持つ
8.実施期間2004年5月〜2007年4月(3年間)
9.事業費第一年次契約金額:13,622千円(精算金額:12,796千円)
第二年次契約金額:14,937千円
10.事業の実施体制提案事業は、カンボジア教育省および各州教育局との協力体制の下、行われる。事業開始後、州教育局より将来クラスター図書室開発に従事する予定のトレーナー候補が選出され、当会主催のトレーナー育成のためのトレーニングに参加する。その後も研修会への参加、モニタリングの同行とそれを通じた追加の技術指導を通じて育成する。研修会開催時には、参加者や郡教育局への連絡、会場の選択、など現地で行うべき作業はトレーナーが行う。モニタリングの際も、学校への連絡はトレーナーが行う。
II. 実施団体の概要
1.団体名社団法人 シャンティ国際ボランティア会
2.活動内容
  • 図書館員、校長を対象とした「おはなしと図書館活動に関する研修会」を開催
  • 教育局から選出されたトレーナーの育成
  • 教材(移動図書館箱、謄写版、紙芝居舞台)の作成と、配布
3.対象国との関係、協力実績

カウンターパートである教育省教員養成局は1994年以来、協力体制のもの研修会を開催してきた。現在、局長のNuth Bunroeun氏が当会の顧問を務める。

バンテイミンチェイ州教育局とは2003年初頭よりクラスター図書室に関する意見交換やベースライン調査を行っている。