草の根パートナー型

平成22年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名中華人民共和国
2.事業名上海医療福祉関係人材養成事業
3.事業の背景と必要性

2007年の統計によると上海市の障害者数は94.2万人、60才以上の高齢者数は312万人である。障害者施設、高齢者施設は相当数あるが、まだまだ不足しており、満足のいくケアが受けられていない障害者、高齢者が多くいる。上海市当局もこのことは看過できない切実な問題であると認識し、取り組みを進めている。

今後の経済発展の進展により、中国の他の都市も上海と同じように徐々に福祉に注力すると考えられるが、その際、上海が障害児教育と高齢者福祉を含めた福祉の先進地となっていれば、様々なノウハウが上海からスムースに中国各地に伝わっていくことが期待できる。

このような背景を踏まえ、過去に旭川荘が上海市及び江西省で実施してきた草の根技術協力事業の知見を活かし、上海市と共同で同市の医療福祉関係人材を養成する。

4.プロジェクト目標上海市の医療福祉(含む障害児教育)の中核人材を育成するシステムが確立される。
5.対象地域上海市
6.受益者層(ターゲットグループ)上海市の医療福祉関係職員(間接的には上海市の高齢者・障害者)
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. 日本の先進的な医療福祉(介護技術・運営管理・障害児教育等)を学んだ人材が養成される。
  2. 派遣元・各職場の医療福祉関係のサービスの質が改善される。
  3. 障害児教育・在宅ケアがマニュアル化、プログラム化される。
  4. 本事業の成果を医療福祉関係者に伝達する仕組みが確立される。

<活動>

  • 1-1:上海市の医療福祉関係職員の中から人材を選出する。
  • 1-2:旭川荘でそれぞれの視察、研修目的に従ったプログラムを作成する。
  • 1-3:プログラムに沿って視察、研修を実施する。
  • 2:養成された人材が各職場において日本で学んだ良いところを取り入れたサービスを行う。
  • 3-1:養成された人材が日本を参考にして中国向けの在宅ケアマニュアル・障害児教育マニュアル/教育プログラムを作成する。
  • 3-2:旭川荘講師と養成された人材が 協力してホームヘルパー養成テキストを改訂及び必要なものについては新規作成する。
  • 4-1:養成された人材が関連部門全体に伝達する研修会を開く。
  • 4-2:養成された人材が、本事業で学んだことに関する論文を作成する。
8.実施期間2011年9月〜2014年3月(2年7ヵ月)
9.事業費概算額50,000千円
10.事業の実施体制実施機関
日本側:旭川荘
中国側:
上海市民政局(中国側窓口機関)
上海市蘆湾区
上海市浦東新区
II.応募団体の概要
1.団体名社会福祉法人 旭川荘
2.活動内容心身障害者、乳幼児、高齢者関係施設、専門職員養成施設(介護福祉士、看護師、精神保健福祉士などを養成)研修・研究機関、社会自立や在宅支援の諸事業、病院などの83施設(2011年3月現在)を運営。