草の根パートナー型

平成18年度第2回 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名東ティモール
2.事業名ラウテン県における、地域住民主体のプライマリ・ヘルスケアシステムの構築
3.事業の背景と必要性2000年より開始したプライマリ・ヘルスケア(PHC)普及促進活動は、ラウテン県北部を中心とした6ブロック(地域)においてコミュニティ・ヘルスワーカー(CHW)を養成し、地域住民の保健への意識向上や一般疾患への予防や対処に貢献してきた。しかし、同県内で医療機関にアクセスできない他の地域でもこうした活動が求められている。
また、先行プロジェクトでは保健教育に重点が置かれ、CHWを中心とした村落での保健教育の展開がみられたが、地域全体の健康状態を向上させるためには、この教育活動と併行して住民の生活環境の改善、すなわちMCK(トイレ、水浴び場、洗濯場の総合施設)の設置や水へのアクセス整備、栄養面の向上のための小規模収入創出活動を含めた複合的な活動を、住民主体のコミュニティ単位で展開していく必要性が確認された。
4.事業の目的対象地域の住民が、自らの力で疾病への適切な対応・予防ができるようになる
5.対象地域ラウテン県 医療機関にアクセスが困難な県全体の4分の3にあたる村落
6.受益者層ラウテン県住民 約60,000人のうち医療機関へのアクセスが困難な約40,000人
7.活動及び期待される成果
  1. 【活動】CHW養成セミナーの実施
    【成果】新規3ブロックにおいてCHWが養成され、目標地域におけるCHWの配置が完了する
  2. 【活動】CHWアドバンスセミナーの実施
    【成果】CHWがさらに実践的なPHCの知識や技術を確実に習得する
  3. 【活動】CHW連絡協議会の設置
    【成果】ラウテン県の全CHWが加盟するCHW連絡協議会が設置され、CHW相互の連携をもって、PHCの意識や技術が向上し、CHWが効果的・持続的に活動、機能する
  4. 【活動】地域住民への啓発活動
    【成果】CHWの行う保健教育に関するセミナーなどの啓蒙活動によって、住民の保健衛生・母子保健に関する知識と意識が高まる
  5. 【活動】パイロット的MCK、薬草園、石鹸生産拠点の設置
    【成果】各ブロックに保健・衛生を重視したパイロット的なMCKが1ユニット以上、薬草園および石鹸生産拠点がそれぞれ1ヶ所以上設置される
  6. 【活動】「生活保健助け合いの会」の発足と活動
    【成果】各ブロックに「生活保健助け合いの会」が組織され、CHWをはじめ住民が参加しMCK、薬草園の管理・運営、石鹸づくり・管理販売が行えるようになり、PHCがより効果的に機能する
  7. 【活動】地域保健行政との連携を確立する
    【成果】CHWと地域保健行政との協力・連携が強化される
8.実施期間2007年9月〜2010年8月(3年)
9.事業費総額49,999千円(予定)
10.事業の実施体制ラウテン県保健局と連携により、東ティモール医療友の会(AFMET)東ティモール事務所が活動主体となる。AFMET東京事務局・運営委員・協力者がサポートを行う。
II. 応募団体の概要
1.団体名東ティモール医療友の会(AFMET)
2.活動内容東ティモールにおいて、プライマリ・ヘルスケアの理念に基づき、地域住民が自立して疾病への適切な対応、予防、さらに健康的な生活が営めるよう、ラウテン県で衛生教育・診療・搬送の機能を持つリフェラルセンターを運営している。