草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 東ティモール
2.事業名 マウメタ村 緑のコミュニティー新生プロジェクト
3.事業の背景と必要性 東ティモールは1975年にポルトガルによる植民地支配からの独立直後、インドネシアに侵略され、その後25年間にわたり不法に占領された。その間、独立を求めるゲリラ戦のため多くの木々が伐採され、自然は破壊されてしまった。また、インドネシア侵略時代の東ティモールにはインドネシアが敷いた密告制度があり、村人が互いに監視させられる中、昔からの互助制度や協力関係が破壊された地域も多い。対象地マウメタ村は海岸部から200mほどの高さの丘を含む地形であり、大きな川はなく、水田はない。
植林活動では当事業カウンターパートのローカルNGO・Organizasaun Mankleduが中心となり、村人が植林をする維持管理システムができつつある。植林による村人の意識の変化も少しずつ出てきている。水源林の復活を自分の村の誇りとして語る村人も出始めた。このような活動を継続し村人自身で水源地の維持管理をするためには、今までのような個人の関係を超えて、コミュニティーの協働を目指す必要がある。しかし、当センターが2004年にマウメタ村隣村で行ったニワトリ飼育プロジェクトでは、プロジェクトグループの中でさえお互いに相談が出来なかった。そのため、プロジェクトを行う時に村人が互いに地域のことを考え、信頼できる関係性を築く必要がある。このような背景から、マウメタ村の水源地の維持管理の推進とともに、女性の参画を含む、地域の人々が主体となる村のコミュニティー運営の基盤づくりが必要とされている。
4.事業の目的 村人とOrganizasaun Mankleduの協力でマウメタ村にコミュニティーの運営基盤ができる。
5.対象地域 リキサ県バザルテテ郡マウメタ村
6.受益者層
(ターゲットグループ)
直接的受益者:マウメタ村住民(2900名)
間接的受益者:バザルテテ郡住民
7.活動及び
期待される成果
〔成果1)〕Organizasaun Mankleduが、コミュニティの環境保全のための植林に係る知識技術を習得する。
・活動1)-1:育苗(苗木栽培および維持管理、たい肥・液肥生産、村人への指導 等)
・活動1)-2:植林(季節カレンダーおよび植林計画の策定、樹種の選定、植林 等)
・活動1)-3:メンテナンス(食害防止対策、植林地の維持管理、活着率調査 等)
〔成果2)〕Organizasaun Mankleduが、自立的に植林等のコミュニティ活動(コミュニティに裨益する活動)を実施する能力を習得する。
・活動2)-1:組織運営能力の強化(カウンターパートの組織運営にかかる会計、報告書作成、ファンドレイジング等のサポート)
・活動2)-2:コミュニティ活動の活性化(カウンターパートが対象地域住民を巻き込んだ活動を実施)
8.実施期間 平成23年9月〜平成28年8月(5年0ヵ月)
9.事業費概算額 61,000千円
10.事業の実施体制 地域国際活動研究センター(CDIC)のプロジェクトマネージャーおよび調整員が必要な期間、現地に常駐する。現地サンタ・ラファエラ修道院のシスターの協力を受けつつ、現地の若者グループ(ローカルNGO・Organizasaun Mankledu)が村人を巻き込みながら事業活動に取り組むのをサポートする。村長、県の農業事務所(森林局)等とも連携を取る。
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 地域国際活動研究センター(CDIC)
2.活動内容 この法人は、中部地域において、地域に根ざした国際協力の理念の普及や実践のための研究提言、啓発活動を行うとともに、研究者、自治体、NGO、企業、地域グループ間のネットワークを促進することにより人権、平和に配慮し、調和のとれた地域社会を創造し、社会全体の利益に寄与することを目的とする。