草の根パートナー型

2015年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ガーナ共和国
2.事業名 地域と保健施設をつなぐ母子継続ケア強化プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ガーナでは、特に農村部の基礎的保健サービスへのアクセスが限定されており、継続ケアの視点での妊産婦と乳幼児の健康改善において大きな課題となっている。プロジェクト対象地域となるイースタン州コウ・イースト郡では、特に保健施設へのアクセスが悪く、国際基準である最低4回の産前健診受診率は、保健省が設定した目標である85%に対して41%、医療従事者の立会いによる出産の割合は、国平均の73%(DHS 2014)に対して38%である。妊娠・出産に伴う合併症への対応の遅れ、医療従事者の立会いがない分娩など、妊産婦の健康が損なわれるリスクが高い。地域住民の認識と理解を深め、保健施設での母子保健サービスがより利用される仕組みづくりやアウトリーチの強化などを通して、保健サービスへのアクセスを向上し、必要なサービスを適切なタイミングで受けることを可能にする支援が求められている。
4.プロジェクト目標 対象地域において、妊産婦、2歳未満児とその母親による母子保健サービスの利用が増加する
5.対象地域 ガーナ共和国イースタン州コウ・イースト郡
6.受益者層
(ターゲットグループ)
コウ・イースト郡の妊産婦と2歳未満児とその母親
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
  1. 母子保健推進員の活動が行われる
  2. クライアントフレンドリーなサービスが提供される
  3. 母子継続ケアのための地域と保健施設の連携体制が強化される
<活動>
  1. 施設と地域住民をつなぐ母子保健推進員を養成し、母子保健サービスに対する需要喚起と行動変容のため知識や情報を地域住民に届ける。また、既存のコミュニティ保健委員会を活用して、母子保健向上のコミュニティーサポート体制づくりを促す。事業開始時には、母子保健推進員の養成と制度導入への理解向上・導入促進の基礎づくりのため、本邦研修を行う。
  2. 医療従事者の研修を行い5Sによる保健施設の環境改善、クライアントへの接遇向上をはかり、クライアントに喜ばれる質の良いサービスを目指す。
  3. 母子保健推進員とCHOの定期会合を保健施設と地域をつなぐネットワークの要として、CHOは地域の妊産婦に関する情報を得て課題を把握し必要な対応を検討し、母子保健推進員は活動に関する助言や新しい情報・知識を得ることで、母子保健サービスを強化する。
8.実施期間 (西暦)2017年1月〜2020年1月(3年)
9.事業費概算額 89,133千円
10.事業の実施体制 カウンタパートはコウ・イースト郡保健局とし、郡保健局内に事務所を設け日本人専門家 3名(プロジェクトマネージャー、現地調整員、教材作成専門家)、とガーナ人スタッフ3名のプロジェクトチームを組む。ガーナ保健サービス本部、州保健局、郡保健局、郡役所、ガーナ家族計画協会、日本人専門家からなるプロジェクト運営委員会委員会を設置し、これらの関係機関と密接に連携して事業の実施・監理を行い、また、必要な技術支援を受けることができるように体制を組む。申請団体本部には本邦研修実施を含む現地活動の後方支援のために十分な経験を有する人員(母子保健推進員制度、教材制作、研修、国内調整)を配置する。
II.応募団体の概要
1.団体名 公益財団法人ジョイセフ
2.活動内容 国内外でのリプロダクティブヘルス(母子保健、家族計画、ジェンダー、女性のエンパワーメント、思春期保健等を含む)の推進を目的とし、開発途上国での地域展開型プロジェクト、教材開発および制作、研修事業(JICA委託集団研修等)、各種政策提言、日本国内での広報・国内啓発・支援者拡大活動等を実施している。