草の根パートナー型

平成15年度第1回 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名インド
2.事業名北インドの小規模農民のための持続可能な環境保全型複合農業の普及システムの構築と草の根パイロット事業プロジェクト
3.事業の背景と必要性自由化経済が推し進められる中で、インド農村地帯では、商業的化学農業による土壌劣化、小規模農民の経済破綻、また自然環境の悪化が見られる。その問題の取り組みとして、持続可能な環境保全型農業システムの普及が、重要視されている。自由化の波に傷つきやすい小規模農民自立のために、特に必要と思われる。本件申請者・アジア学院と現地のアラハバート農業大学継続教育学部は、協力し合いながら30年以上に渡ってインドの農村リーダーに持続可能な農業研修を行っている。が、現地でのその普及活動が、あまり進展していない。よって、両者の組織と現地NGOが協力し、具体的な当農業普及システムの構築をすることは、継続的で且つ効果的な普及活動をする上で必要である。
4.事業の目的小規模農民のための地域循環型有畜複合農業普及システムの構築と、小規模農民によるパイロット農場の設立が目的である。
5.対象地域主となる地域はアラハバート地区(ウッタル・プラデシュ州)、この他にパイロット農場を設立する地域、ムスリー地区(ウッタル・アンチャル州)、デプティプール地区(オリッサ州)の合計3箇所である。
6.受益者層上記の地域に住む小規模農民(原則として農地所有が約1ha以下の農民)
7.活動及び期待される成果
  • アラハバート農業大学継続学部に有畜複合農業研修農場が設立され、当学部が、当プロジェクトに協力するNGOスタッフ、及び小規模農民(リーダー各)の研修プログラムを実施する。初年度12名予定。
  • 小規模農民による環境保全型有畜複合農業パイロット農場が対象地域にそれぞれ3箇所、合計12箇所できる。
  • 現地NGO、アラハバート農業大学継続学部、パイロット農場主が協力し、その普及のための、研修、セミナー、普及活動を行う。それぞれの地域で約400人以上の小規模農民がこの普及プログラムに参加する。
8.実施期間2004年7月〜2007年6月(3年間)
9.事業費第一年次契約金額:16,988千円(精算金額:16,988千円)
第二年次契約金額:16,618千円
10.事業の実施体制アジア学院が、プロジェクトマネージャー、調整員、専門家の現地派遣と日本国内研修の調整を担当する。また、現地側では、アラハバート農業大学の継続教育学部とその職員が現地側のカウンターパートとして本プロジェクトの遂行に当たる。当大学は、所有する当学部の施設(寮、農場)等及び人的資源を提供する。パイロット農場開設と現地での小規模農民のセミナー、普及に関しては、インドに在住するアジア学院卒業生とアラハバート農業大学卒業生が代表する現地NGO協力を得て実行する。
II. 実施団体の概要
1.団体名準学校法人 アジア学院(栃木県西那須野郡那須野町槻沢442-1)
2.活動内容有機農業を中心としたアジア・アフリカの農村リーダー養成と、フィリピン、ミャンマー、インドでの農村開発協力
3.対象国との関係、協力実績アジア学院は、1973年より150名以上のインド人農村・農業開発員の研修を受け入れてきた。また、本プロジェクトの事業地であるアラハバート農業大学継続学部は、過去30年以上、お互いに人材育成や農村開発のために情報交換、職員の相互研修等を行ってきた。