草の根パートナー型

平成23年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 インド
2.事業名 政府保健機関スタッフと農村保健ボランティアの協働による統合的母子保健事業
3.事業の背景と必要性 アラハバード県は人口7割以上が農村部に居住し、他県に比べ教育機会が少なく、保健医療従業者が不足し、乳児・幼児死亡率、妊産婦死亡率は非常に高い。従って、より広範囲な実行力のある栄養・母子保健活動を推進することは急務とされている。
弊会は過去3年間、アラハバード県下6村を中心に農村住民(母親)を選び、農村栄養、母子保健活動を推進する農村保健ボランティア(VHV)11名を育成してきた。しかし、VHVだけでは広範囲な地域に拡大することは難しいのが現状である。アラハバード県は5百万人以上の人口を有し、人的資源、資金、組織力に限界があると感じるからである。
一方政府機関においても、医療保健ワーカーが不足し、施設分娩の数が伸びやんでいる農村地域が多くある。また、国家農村保健ミッション政策で明記されている適切な母乳育児、生後6ヵ月からの栄養豊かな補完食、栄養指導、定期的な乳幼児の体重測定、栄養指導等のカウンセリングなども実施されていない農村が多いのが現状である。
その解決策の一つとして、農村住民であるVHVと草の根の政府機関保健スタッフとの協働が有効と考えられる。彼女たちの協働により、効果的で持続的な農村保健活動モデルが確立されると同時に、農村女性の社会的地位の向上、エンパワーメントに貢献できると考える。
4.プロジェクト目標 政府機関保健スタッフと農村保健ボランティア(VHV)の協働によるモデル的な住民参加型母子保健・栄養普及活動が構築される
5.対象地域 ウッタル・プラデシュ州アラハバード県ジャスラ郡及びシャンカルガル郡
6.受益者層
(ターゲットグループ)
対象地農村の母子約5万人および対象地域内に住む住民約38万2千人
7.期待される成果及び活動 <成果>
1.事業対象地域においてVHVの育成および活動が継続できる体制が整う。
2.政府保健機関スタッフとVHVとの協働の母子保健活動の仕組みが整う。
3.微量栄養素を豊富に含む栄養摂取に関する知識の改善がなされ、実践される。
4.活動のモニタリング、中間評価、最終評価が行われ、次期の母子保健活動の指針に寄与できる。
<活動>
1.対象地域において行政保健スタッフとの連携によりVHVの育成と継続可能な母子保健活動の体制と仕組みを確立する。
2.適切な母乳育児、補完食、健康栄養に関する啓蒙と普及活動を行う。
8.実施期間 2013年1月から2017年12月(5年間)
9.事業費概算額 99,687千円
10.事業の実施体制 国内業務は本会の事務局員が国内調整員と主な国内業務の任に当たり、現地には本会よりPM、現地調整員、会計担当者、専門家を派遣する。カウンターパートとして、SHIATS大学・継続教育学部(MSCNE)を選ぶ。当学部の専門分野のスタッフ6名、補助員4名を本件実施担当スタッフとして配備する。
II. 応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人・アーシャ=アジアの農民と歩む会
2.活動内容 本会は、2003年よりアジア農村住民に対して、地位の向上と自立を促進するために、インドを中心とした農業・農村開発支援事業への支援活動を行っている。