草の根パートナー型

パートナー型フォローアップ案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 インド
2.事業名 地域園芸振興プロジェクトフォローアップ
3.事業の背景と必要性 宮崎国際ボランティアセンター(MIVC)は、1991年からインド西ベンガル州ダージリン地区カリンポンで、112年の歴史ある、ドクターグラハムズ・ホームズ(DGH)において、教育の機会に恵まれない子供達に養育・教育支援を行ってきた。子供の自立を助ける職業教育を目的とした園芸科プロジェクトを1995年に立ち上げ、その後、地域からの園芸に関する依頼に答えて、グリーンハウス・コミュニティサービス事業を開始した。
カウンターパートであるDGHの協力を得ながら、2005年11月から3年間、JICA草の根技術協力事業としてグリーンハウス・コミュニティサービス事業を実施した。研修センターの建設・モデル農村の選定と共に、人材育成と地域の特性を生かした花や野菜の栽培の普及を図ってきた。その結果モデル農家の収入は最大50%増大し、農業に関心を持つ青年が着実に増加してきた。
2009年4月から開始した地域園芸振興プロジェクトにおいては、リーダー育成と組織作り、流通情報収集能力の習得を目標に掲げ、農村地域の青年層を中心とした農業・園芸研修を実施した。事業実施から2年半後に研修を終えた260名のうち85%〜90%が農業に従事している。プロジェクトの目標数値30%以上となっていたので、目標値を超えている。モニタリングをした村の中では研修を受けなかった周りの人々の関心に応えて、研修を受けた人達が技術と技法の普及に努めていることも判明した。村中の点(研修修了者)から線へ、線から面へと広げていく事も地域全体を活性化する課題の一つである。
カリンポン地方の更なる活性化、経済の安定のために研修修了者を主な対象とした園芸、農業の技術・知識の研修の継続が強く求められている。また、農民の利便性を考えた農村現地においての研修の実施も重要である。
またこの事業中に浮かび上ってきた課題の一つが、農機具の貧しさである。基本的な耕す鍬や鎌が、力学的に非効率なつくりになっているため、農民の労力の負担をさらに大きくしていることがわかった。最低農耕に必要な(効率の良い)シンプルな農具の開発が求められる。
農産加工においては、女性のエンパワーメントの拡大の可能性が大きい。しかし生産に必要な設備(衛生面も含めて)を整えた加工場をもっていないための限界を感じている。それに対応する規模を備えた農産加工センターの設置が急がれる。農産物の生産と農産加工・コーポラティブ組織の連携をさらに強化する事で収入の増大に繋がっていくものと確信する。そしてこれまで貫いてきた、有機栽培、安全な食品としてのブランド化を確立する事が求められる。
4.プロジェクト目標 カリンポン地域における農村住民の経済活動の発展と安定
5.対象地域 インド 西ベンガル州 ダージリン地区 カリンポン
6.受益者層
(ターゲットグループ)
農業者・農業指導者及び主婦
7.期待される成果及び活動 <成果>
1. 農業技術・知識のさらなる習得により、生産拡大
2. 農産加工分野の開拓により、女性のエンパワーメント拡大
3. グリーンハウスの苗センター化による計画生産の活性化
<活動>
1. 村での農業・園芸再研修
2. 地域農産加工センターの設置と農産加工研修
3. 苗センター整備
8.実施期間 2012年7月〜2014年6月(2年)
9.事業費概算額 29,954千円
10.事業の実施体制 《宮崎国際ボランティアセンターの実施体制》
1. 組織の中に事業実施のためのプロジェクトチームを編成する
《現地受け入れに当たるDGHの実施体制》
学校の組織内に事業実施のためのプロジェクト支援チームを編成する
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人宮崎国際ボランティアセンター
2.活動内容
  • 最貧で教育機会の恵まれない子供達の福祉教育施設「ドクターグラハムズ・ホームズ」を8ヶ国のNGOで共同運営。教育費の支援
  • 卒業後の自立を図るための園芸科の運営
  • 開発教育啓発活動の一環とした国際理解講座・料理教室の開催
  • 研修生受け入れとボランティアの派遣
  • 国際理解と現地の子供達、職員との交流の為のスタディーツアーの実施
  • 農村地域の収入向上を目指す地域園芸振興プロジェクトを通じた、地域への技術的貢献