草の根パートナー型

平成23年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ラオス
2.事業名 ラオスちゃーがんじゅー学校・地域歯科保健プロジェクト
3.事業の背景と必要性 現在ラオス国における経済成長は右肩上がりであり、医療技術の向上に伴って数十年後の高齢化社会は免れない。その為、数十年先を見据えた未病の原点である「お口の健康づくり」、つまり学校・地域歯科保健システムの確立は、早急に行わなければならない重要課題と考えられる。
そこで、これまでの活動を踏まえ、更なる画期的な効果を拡大する為には、学校を中心とした学校・地域歯科保健システムの確立が重要である。システム確立の為には、予防歯科の普及・啓発を実践する歯科医師および教員の人材育成が重要であり、さらに自立性・継続性の確保のため、成果を国政レベルへ提言する必要がある。
4.事業の目的 シサタナーク郡の学童のう蝕罹患率が大幅に低下し、さらに歯磨き等による口腔衛生状態の改善が地域レベルに拡大され、その効果が確認されることをプロジェクト目標のひとつとして設定する。また、その成果を基に有効な歯科保健衛生の仕組みが構築され、事業終了後にもその仕組みを全国に拡大するためのガイドラインが提案される。
5.対象地域 ラオス国・シサタナーク郡
6.受益者層 シサタナーク郡およびラオス国民
7.活動及び期待される成果

<成果>

  1. シサタナーク郡学童のう蝕罹患率が30%低下し、改善される。
  2. 学校における歯磨き習慣を通して、歯の健康と身体の健康についての理解が深まり、さらに学校歯科保健の質が高まるとともに、指導者教員が養成される。
  3. 自宅における歯磨き指導が徹底され、そのために親の歯科衛生の意識が高まる。
  4. 学校における歯科衛生活動が約600世帯の地域住民に拡大する。
  5. 歯科医師の技量が向上し、歯科治療の質が向上し、普及する。
  6. これらの成果が検証され、有効な歯科保健の仕組みが構築、ガイドラインが作成され、試行される。

<活動>

  1. シサタナーク郡の小学校45校で歯科検診を実施しモデル校10校の選定を行う。さらにモデル校10校の小学校1年生を対象に年に2回の歯科検診等を5年間実施する。
  2. 学校において毎日の定時ブラッシング指導が実施され1回/3ヵ月各学校においてむし歯予防新聞を発行するなど、児童および父母に対し教員によるむし歯予防教育活動が行われる。
  3. 家庭内にパンフレット及び健康新聞等の配布等による虫歯予防及び健康教育のための啓発活動が実施される。
  4. モデル地域プロジェクト連絡会議(教育委員会、学校長、教員、地方歯科医、ヘルスワーカー、村長などで構成)を設立し、イベント開催やメデアを通じてむし歯予防を普及啓発する。
  5. 指導歯科医師の本邦研修及び地方歯科医師の歯科研修を行う。
  6. プロジェクトの成果を検証するために学校・地域歯科保健ガイドライン策定委員会を設置し、ガイドラインを作成・試行される。
8.実施期間 2012年9月〜2017年8月(4年11ヵ月)
9.事業費概算額 79,248千円
10.事業の実施体制 事業実施団体:琉球大学(医学部・同附属病院、同保健学科、教育学部)
協力団体:沖縄・ラオス国口唇口蓋裂患者支援センター
カウンターパート:セタティラート病院(歯科ユニット)、ラオス国立健康科学大学
II.応募団体の概要
1.団体名 国立大学法人 琉球大学
2.活動内容
  1. 1992年からラオス国公衆衛生プロジェクトを実施
  2. 1999年からセタティラート病院改善プロジェクトを実施