草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名マリ
2.事業名サヘル地域における基礎教育向上事業
3.事業の背景と必要性本事業の対象地域の3コミュン86カ村は、流動的ではあるが人口約45,000人を有している。この地域は首都のバマコ市から約200kmの距離に位置し、生業は農業である。医療施設は各コミュンに1ヶ所で、看護師、助産師が各1人のみ、病気予防や公衆衛生に対する知識が欠如して風土病が蔓延している。また86カ村中小学校があるのは約2割、中学校は各コミュンに1校のみである。識字教室では成人を含んだ住民が学んでおり、住民の約7%の人は読み書きができる状態にある。しかし、識字教師や教室の不足で充分な学習が行われておらず、一方、近年小学校への就学率が高まりつつあり、住民に教育の必要性が認識されてきている。
4.事業の目的人間の安全保障にかかわる重要な条件が満たされていない地域において、人々が自立性を構築するために基礎となる教育環境を整えることが目的である。
5.対象地域マリ共和国 クリコロ県 クーラ、ドゥンバ及びトゥグニコミュン(86カ村)
6.受益者層読み書きできない成人と子供
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. 村の識字教師が増える。
  2. 識字教師の質が向上する。
  3. 地域で識字学習出席者数が増加する。
  4. 新規に10カ村へ識字教室が新築され10カ村の教育環境を整備する。
  5. 全地域に於いて、識字教育環境が整い、識字学習の必要性が人々の意識に固定化する。

<活動>

1-1:教師育成研修上級コース(フランス語)を行う。
1-2:上級コースの試験を行う。
1-3:教師育成研修初級コース(バンバラ語)を行う。
1-4:初級コースの試験を行う。

2-1:研修会では教科書による研修に加え会計簿、出席簿、作文、日誌、手紙の書き方等の指導方法を教える。
2-2:指導方法についてモニタリングを行なう。
2-3:指導方法の助言を行ない、指導方法を改善しマンネリ化を防ぐ。
※教科書のページ順でなく、また教科書以外の例で指導。

3-1:村の識字学習は毎週最低3回行う。
3-2:担当教師が不在でも、他の教師が代行するようなシステムを整える。
3-3:識字学習で作文、日誌、手紙の書き方についての授業も行う
3-4:成績優秀者を公表する

4-1:識字学習自主管理委員会が組織されていない村に委員会を組織。
4-2:村自体が運営し継続出来るように指導する。(教師への報酬、生徒のリクルート、備品の管理その他)
4-3:10カ村へ新識字教室を建設し教材・備品を整備する。
4-4:毎月生徒数を確認する。

5-1:村の人々に識字学習に関する聞き取り調査を行う。
5-2:就学児童、進級学童数、進歩状況を1年に一回調査してコミュン庁に報告、村々へ発表してもらう。

本事業の終了に当たり、コミュン長、識字教室自主管理委員会、当会スタッフが参加して内部評価を実施する。結果をOHVNとディナフィラへ報告する。

8.実施期間2011年10月〜2014年10月(3年)
9.事業費概算額54,723 千円
10.事業の実施体制現地に特定非営利活動法人カラ=西アフリカ農村自立協力会スタッフが居住して、現地の住民と共同で事業を進める。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 カラ=西アフリカ農村自立協力会
2.活動内容本会は、砂漠化と疾病,貧困に苦しむ西アフリカの農村地域において、住民とともに農村自立活動をおこない、西アフリカの農村住民が、健康で未来への希望の持てる自立的生活を主体的に構築することに、協力することを目的とする。