草の根パートナー型

平成21年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ネパール
2.事業名ナワルパラシ郡4行政村における母子健康改善事業
3.事業の背景と必要性

ネパールは、南アジア・東南アジア諸国の中で妊産婦死亡率が最も高い。ミレニアム開発目標が掲げる同率低減に向けた取り組みが、世界各国で進められている中、同国における同数値は近年まで増加傾向にあった。

タライ地域に位置する事業対象地(ナワルパラシ郡)は、地理的・経済的・社会的要因から妊産婦医療サービスへのアクセス、妊産婦健診受診率や医療従事者による分娩介助率が低いなど、状況はより深刻である。

こうした状況に鑑み、同地域において、母子の健康増進事業の立案に至った。

4.プロジェクト目標事業対象地において母子の健康が向上する
5.対象地域ルンビニ県ナワルパラシ郡における4行政村
(サナイ、ベドウリ、グッティ・プラソウニ、プラタップル)
6.受益者層妊娠可能年齢女性約800人、5歳未満児約1,600人
7.期待される成果及び活動

【成果1】母子保健に関するターゲットグループの基礎知識が向上する

  • 活動1-1:全対象村で女性グループを形成する
  • 活動1-2:女性グループリーダーを選出する
  • 活動1-3:ベースラインサーベイ結果をもとに母子保健研修内容を策定する
  • 活動1-4:母子保健研修教材を作成する
  • 活動1-5:女性グループリーダーに対し母子保健研修及びファシリテーション研修を開催する
  • 活動1-6:女性グループリーダーによるピアエデュケーションを技術的に側面支援する
  • 活動1-7:女性グループリーダー主体による5歳未満児成長モニタリングを技術的に支援する
  • 活動1-8:「子ども健康管理表」を作成し、女性グループメンバーの5歳未満児を持つ母親に配布する
  • 活動1-9:標準体重に満たない5歳未満児を持つ母親主体の栄養改善活動を技術的に側面支援する

【成果2】女性グループにおける資金的対応能力が強化される

  • 活動2-1:女性グループリーダーに対するコミュニティ基金管理運営研修を開催する
  • 活動2-2:コミュニティ基金を設立する
  • 活動2-3:女性グループメンバーによる少額貯金活動を開始する
  • 活動2-4:妊産婦検診奨励補助金を支給する
  • 活動2-5:コミュニティ基金管理運営ガイドラインを策定する
  • 活動2-6:コミュニティ基金の貸出部門を開始する
  • 活動2-7:コミュニティ基金によるコミュニティ活動を技術的に側面支援する

【成果3】緊急搬送体制が改善される

  • 活動3-1:緊急搬送体制改善ワークショップを実施する
  • 活動3-2:アクションプラン実行を資金的・技術的に側面支援する

【成果4】サブヘルスポストの診察環境が改善される

  • 活動4-1:対象地域のサブヘルスポスト運営委員会の現状を把握する
  • 活動4-2:委員会の管理運営能力向上のためのワークショップを実施する
  • 活動4-3:委員会及び地域住民とともに、サブヘルスポストサービス改善、利用促進ワークショップを実施する
  • 活動4-4:アクションプラン実行委員会を資金的・技術的に側面支援する
8.実施期間2010年11月〜2013年3月(2年5ヵ月)
9.事業費50,000千円
10.事業の実施体制当団体の海外支部であり現地NGOとして登録されているAMDAネパールとの協力関係のもと、ナワルパラシ郡開発局及び保健局と協力して事業を実施する
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人AMDA社会開発機構
2.活動内容アジア、アフリカ中南米における貧困削減、保健医療向上などの社会開発事業