草の根パートナー型

平成23年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名ネパール
2.事業名丘陵地における自然環境に配慮した循環型農業と景観保護を通じた生計向上
3.事業の背景と必要性

実施団体は1991年よりネパール国にて環境保全活動をカブレ郡にて継続しており、これら実績をもとに、草の根技術協力事業「カブレ郡・シンドゥパルチョク郡・マクワンプル郡農村開発プロジェクト(2010年1月〜2012年3月)」が実施され、植林(森林・果樹・飼料)、バイオガス設置の他、有機農業(IPM(Integrated Pest Management:総合的害虫・雑草管理)に関する研修を行い、自分達の地域の良さ、環境について再認識させるきっかけを作った。

本案件では、植林やIPMの他、家畜飼育よる収入手段を多様化(堆肥やバイオガスにも利用)、そして将来的には環境に配慮した形での農業経営を支えていくために生産者グループや出荷グループを作り、先ずは近郊での販売につなげていく。

なお、近隣では「シンズリ道路沿線高価値農業普及促進マスタープラン作成プロジェクト」が行われていることから、相乗効果も期待される。また、本活動地で過去に化学農薬/肥料の多用により汚染された土地のイメージを払拭するため、森林保護や景観保護等の活動と合わせた多角的アプローチが計画されている。

4.プロジェクト目標事業対象地において、自然環境に配慮した循環型農業が実施されることにより、住民の生計が向上する
5.対象地域カブレ郡(デビタール村、カブレ村)、シンドゥパルチョク郡(クビンデ村)、マクワンプル郡(バジャラバラヒ村)
6.受益者層
(ターゲットグループ)
カブレ郡(デビタール村、カブレ村)、シンドゥパルチョク郡(クビンデ村)、マクワンプル郡(バジャラバラヒ村)の住民(1,600世帯)
7.期待されるアウトプット及び活動

<アウトプット>

  1. 環境に負荷のかからない(IPM/無農薬/有機)農業生産(野菜・果樹)が活発になる
  2. 家畜飼育技術が向上し活用される
  3. 生産・出荷グループが組織され独立採算に向けた活動が開始される
  4. 住民が環境保全、景観保護に取り組む

<活動>

  1. 農業技術研修及び植林の実施、また農業用水確保のため施設整備
  2. 家畜の飼育管理研修及び巡回指導の実施。家畜の糞尿の農業への有効利用の指導、飼料の改良
  3. 生産者グループ/出荷グループを組織、運営指導研修の実施。モデル出荷グループの販売活動の実施
  4. 景観保護パイロット地区の特定。森林保全のための植林やバイオガス装置設置。また清掃活動やホームステイプログラムの実施
8.実施期間2012年6月〜2017年5月(5年)
9.事業費概算額99,325千円
10.事業の実施体制ラブ グリーン ジャパン(本部)が統括し、ラブ グリーン ジャパン(ネパール事務所)がプロジェクトを実施運営する。現地においては、ラブ グリーン ジャパンとラブ グリーン ネパールが協働して、住民グループを指導・育成にあたる。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 ラブ グリーン ジャパン
2.活動内容ネパール国NGOラブ グリーン ネパールを支援する体制で1991年より、植林、バイオガス設置、女性を中心とした有機農法の推進を主に環境保全を目的とした農村開発事業を実施している。また、対象村の住民の必要とする学校や女性センターを建設、有機農業研修センター、貯水槽灌漑設備、ミルク冷蔵センター等農業関連施設を設置して、住民の生活向上を目指す。