草の根パートナー型

平成23年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ネパール
2.事業名 環境教育とコミュニティー主体の環境保全活動を通した地域コミュニティーの強化
3.事業の背景と必要性 首都カトマンズは、近年の急激な人口増加と都市化に加え、10年来の政情不安により、ゴミ・汚水処理の整備が追いつかず、河川汚染が急速に進んでいる。これに対し、対象地域では急激な都市化と人口膨張で地域コミュニティーが機能しなくなり、地域の課題に取り組むことが困難な状況にある。また、学校での環境教育も地域の実情を反映していない為、地域の課題としての環境に対する意識はほとんどの世代で培われておらず、地域住民が主体的に環境保全活動に取り組むには至っていない。こうした地域で学校に実践的な環境教育を導入し、地域が一体となり、環境保全活動ができるようになれば、同様の課題を抱える他地域へ波及効果が期待できる。また、これらの活動を通じて、地域住民に地域の課題解決能力が備わることが期待される。
4.プロジェクト目標 地域と学校が連携して環境教育・環境保全活動に取り組むことを通して地域コミュニティーが強化される。
5.対象地域 カトマンズ北部のジョルパティ地区およびボーダナート地区
6.受益者層
(ターゲットグループ)
対象地域の小学校6年生の家庭を中心とする地域住民
(約20〜30校600名の6年生生徒および両地区約200世帯の地域住民)
7.期待される成果及び活動

<アウトプット>

  1. 環境教育が始まる6年生の課程において、バグマティ川への家庭排水等を中心とした地元の環境的課題を生徒と家庭がともに学び、地域住民の日常的な環境保全活動に結びつくような環境教育手法が開発される。
  2. 実践的環境教育の成果として、生徒も参加した環境教育副読本作りが行われ、副読本が作成される。
  3. PTAを中心としたバグマティ川汚染問題に取り組むための住民活動がモデル学校区域で形成され、持続可能な家庭排水処理、ゴミ処理の方法が実現し、日常的に実践される。
  4. それぞれの住民活動がカースト横断的に地域内で連携し、活動を通じて「町づくり委員会」が立ちあがり、環境改善のための中・長期的課題への取り組みが、日常的に実践可能な活動計画として設定される。

<活動>

  1. 研修:環境教育を行う教員への研修、生徒との実践的授業、地域住民への研修、先進事例地への視察研修
  2. 上記研修を通じた環境教育副読本の作成
  3. 地域住民による中期活動計画の策定
  4. 地域住民による活動計画の実践
8.実施期間 2012年7月〜2016年9月(4年3か月)
9.事業費概算額 99,988千円
10.事業の実施体制 日本:プロジェクトマネージャー、アシスタント・プロジェクトマネージャー、国内調整員、国内調整員補佐、専門家
現地:プロジェクトオフィサー、プロジェクトオフィサー補佐、会計・総務、総務補佐、運転手、指導員
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人ソムニード
2.活動内容 ・自然資源(森林、水)の再生:コミュニティーの存立基盤である自然資源の再生・保全・持続的利用のための技術移転(インド、ネパール)
・コミュニティー開発・人材育成:住民による現状分析・活動計画づくり・組織化の支援、コミュニティーを担う人材やファシリテーターを育成するための研修実施、専門家派遣(インド、ネパール、インドネシア、日本等)