草の根パートナー型

平成21年度第一次補正予算による草の根技術協力事業 緊急経済危機対応−フォローアップ型採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ペルー
2.事業名ウカヤリ州アグロフォレストリー生産者コミュニティー支援事業
3.事業の背景と必要性先行事業である草の根協力支援型「小農の経済的支援と環境保全を同時実現するサッチャインチナッツのアグロフォレストリー栽培とコミュニティートレード商品開発」では、栽培から収穫に至るまでのサッチャインチアグロフォレストリー生産技術が向上し、参加農家の現金収入が向上したが、生産者グループ単位での共同生産・出荷システムの確立による物流の合理化や、更に付加価値度合いを高める等、生産農家における生産性改善による利益確保が、新たな課題として認識されていた。また、サッチャインチオイル加工生産については、先行事業投入により、搾油機材が整備され、搾油加工技術者が育成されたが、安定的な商業生産を実現するためには、品質管理能力のより一層の向上が必要とされていた。日本市場側では、当会による販売促進活動の結果、ある一定規模の市場が確保されたが、「コミュニティートレード」啓発と既存商品との差別化がマーケティング面での新しい課題となっていた。
4.事業の目的ウカヤリ州のアグロフォレストリー生産農家コミュニティーがサッチャインチを通じて生活改善に取り組む。
5.対象地域ウカヤリ州コロネルポルティージョ郡とパドレアバッド郡
6.受益者層アグロフォレストリー生産農家(30名)、アグロフォレストリー生産者グループの家族(30世帯約180名)
7.活動及び期待される成果
  1. ウカヤリ州の2つの村でアグロフォレストリー農家が組織化される。
    • 農家コアメンバーと話し合い参加農家を決定する。
    • 農家コアメンバーとオイル製造販売作業共同化計画を作成する。
    • 農家コアメンバーの育成訓練を行う
    • 農家コアメンバーの能力を評価する。
    • 参加農家を教育する。
    • 組織化された農家がサッチャインチナッツオイルの生産と販売を行う。
  2. UNUサッチャインチオイル生産工場の品質管理能力が強化される。
    • 工場の品質管理能力調査を行う。
    • 品質管理能力向上計画を作成する。
    • 品質管理訓練を実施する。
    • 品質管理マニュアルを作成する。
  3. コミュニティートレードビジネスモデルが開発される。
    • コミュニティートレードビジネスプランを作成する。
    • 日本でコミュニティートレード啓発イベントを開催する。
8.実施期間2009年12月〜2011年1月(2年1ヵ月)
9.事業費14,999千円
10.事業の実施体制

【日本側】プロジェクトマネージャー、国内調整員、品質管理専門家、共同組織化担当員兼現地調整員、コミュニティートレード専門家

【ペルー側】大学工場運営委員会、大学工場品質管理責任者、大学工場品質管理補助員、共同組織化支援スタッフ、農家コアメンバー、業務調整員

II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人アルコイリス
2.活動内容『貿易の促進』を基本とした相互交流による、持続可能な熱帯雨林地域経済開発の実証を事業目的として、「アグロフォレストリー」と「コミュニティトレード」を基本に据えた事業を展開