草の根パートナー型

平成23年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名ペルー
2.事業名マイクロビジネスによるアグロフォレストリー生産者コミュニティー支援事業
3.事業の背景と必要性グローバリゼーションと非伝統的農産品輸出開発の拡大から、事業対象地ウカヤリ州では、今や多くの小規模零細農家が国際市場と関わり、その結果、経済的不利益を被り、森林が乱開発され、生活環境が悪化するなどの影響を受けている。小農が個人ベースで原料販売に手を出すと、利益を最優先する民間資本による開発に巻き込まれ、市場原理に翻弄され、生活が不安定になることから、生活環境を損なうことなく、非伝統的農産品開発に関与することが、切実な課題となっている。
4.プロジェクト目標マイクロビジネスとアグロフォレストリーのコンセプトを基本に、小規模農家が協同組合活動を通じエンパワーメントされることで、市場経済がもたらす悪影響が緩和され、総合的に生活環境が改善されることを実証する。
5.対象地域ウカヤリ州コロネルポルティージョ郡
6.受益者層
(ターゲットグループ)
1)カヤリ州コロネルボルティージョ郡のアグロフォレストリー生産農家(100名)、アグロフォレストリー生産農家の家族(100世帯600名)
2)同地域の子供たち(1,000名程度)
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. アグロフォレストリー農家の組織化が進み、協同組合団体が結成される。
  2. サチャインチのアグロフォレストリー栽培に取り組む農家の数が増加し、農業技術が向上する。
  3. 共同作業場が整備され、サチャインチのトルタやオイルの加工生産技術が改善する。
  4. サチャインチ加工食品を通じ、良質で安全なたんぱく質や脂質が子供たちに提供される。
  5. サチャインチ加工食品が村の特産品として販売され、販売利益が組合活動に還元される。

<活動>

1-1. コアメンバーを中心に協同組合団体準備委員会を設置し、リーダーを選出する。
1-2. 協同組合先進事例を訪問又はアドバイザーを招聘し、協同組合団体の設立や運営について学習する。
1-3. 協同組合団体準備委員会が村人農家を対象に説明会を開催する。
1-4. 協同組合団体準備委員会が協同組合団体の規約と活動計画を作成する。
1-5. 協同組合団体の登記準備を行う。
1-6. 協同組合団体が活動記録をつける。

2-1. 協同組合団体準備委員会へのフォローアップ技術指導を行う。
2-2. 協同組合団体準備委員会と指導担当者が、村人農家を対象に技術指導を実施する。
2-3. 先進事例よりアグロフォレストリー専門家を招聘又は訪問し、技術指導を受ける。

3-1. 指導担当者と協同組合団体準備委員会が共同作業場の設置計画を立てる。
3-2. 指導担当者と協同組合団体準備委員会が話し合い、共同作業場と資機材を整備する。
3-3. 協同組合団体準備委員会が整備した資機材の正しい使い方を習得する。
3-4. 加工生産技術向上のためのワークショップを実施する。
3-5. 協同組合団体準備委員会が村人農家を対象にワークショップを実施する。

4-1. 指導担当者と協同組合団体準備委員会が地区内や周辺地域の学校で栄養セミナーや調理ワークショップ実施のための準備をする。
4-2. 指導担当者と協同組合団体準備委員会が地区内や周辺地域の学校で栄養セミナーや調理ワークショップを実施する。
4-3. サチャインチ加工食品製造のための衛生管理について日本で研修を受ける。
4-4. 対象地域内のお祭りなどで、協同組合団体準備委員会がサチャインチ加工食品を無料提供する。

5-1. 専門家による支援の下、協同組合団体準備委員会が販売計画を作成する。
5-2. 日本で開催されるイベントに参加し、商品化やマーケティング研修を受ける。
5-3. 協同組合団体に対して、営業指導を行う。
5-4. 協同組合団体が営業活動を行う。

8.実施期間2012年6月〜2017年5月(5年)
9.事業費概算額99,878千円
10.事業の実施体制プロジェクトマネージャー(日本人):1名、コミュニティートレード専門家(日本人):1名、マーケティング担当兼国内調整員(日本人):1名、現地調整員(ペルー人):1名、専門家【品質管理、商品開発、調理栄養】(日本人):各1名、専門家【農業技術、組織運営、経営財務】(ペルー人):各1名、現地雇用作業補助者(ペルー人):複数名
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人アルコイリス
2.活動内容「ペルーのNGO・企業・大学と連携し、貿易の促進を基本とした相互交流による、持続可能な熱帯雨林地域開発の実証」をミッションとしている