草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名フィリピン
2.事業名ミンダナオにおける零細農民の金融アクセス改善プロジェクト
3.事業の背景と必要性ミンダナオは人口の3分の1が農民であり、その多くが貧困に苦しむ零細農民である。所得に季節変動がある彼らに適切な金融サービスを、既存の貸金業者より低金利で提供することで、家計における金利負担が減り貧困削減の一助となることが見込まれるが、貧困削減をミッションに掲げ、既存業者より低金利で金融サービスを提供するマイクロファイナンス機関(以下MFI)の普及はフィリピン全土に比べて遅れている。事業者はいるものの多くは経営能力が乏しく、同地域の貧困問題の解決には、零細農民の小規模金融(以下MF)へのアクセスの改善・普及が急務である。
4.プロジェクト目標プロジェクト対象MFIにおいて、MFを利用する零細農民の人数が増加する。
5.対象地域北ミンダナオ地方(Region X)、ダバオ地方(Region XI)、ソクサージェン地方(Region XII)、カラガ地方(Region XIII)
6.受益者層事業対象地域の零細農民約2万人
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. 零細農民のニーズに適したMF商品が設計・導入検証される
  2. プロジェクト対象MFIに金融リテラシー研修を提供する能力が備わる
  3. 零細農民の金融知識の向上によって金融商品の選定能力や返済能力が向上する
  4. MFIが社会性を意識した経営を継続的に実施する基盤を作る

<活動>

  • 1-1)零細農民のニーズ調査の準備を行う
  • 1-2)パートナーMFIの職員と共同でニーズ調査を実施する
  • 1-3)調査結果を分析し報告書にまとめる
  • 1-4)調査結果に基づき、商品設計を検討する
  • 1-5)商品設計の導入プランを策定する
  • 1-6)商品の実証試験の実施の支援を行う
  • 2-1)零細農民の金融知識実態調査を実施する
  • 2-2)金融リテラシー研修のプログラムを設計し教科書・ワークブック等を作成する
  • 2-3)金融リテラシー研修のパイロットテストを実施する
  • 2-4)パイロット研修受講者に講義についてのヒアリングを行う
  • 2-5)モジュールの評価改善を行う
  • 2-6)パートナーMFIの職員に対して研修の講師養成トレーニングを実施する
  • 2-7)パートナーMFIの講師にフォローアップ研修を実施する
  • 2-8)ミンダナオ・マイクロファイナンス・カウンシルとプロジェクト終了後の展開計画について協議する
  • 3-1)パートナーMFIと共同で金融リテラシー研修を実施する
  • 3-2)研修後にテストを実施し、受講者の理解度をはかる
  • 3-3)顧客の返済能力からみて、妥当な商品を選んでいるかをモニターする
  • 4-1)MFIの経営陣に対する社会性を考慮した経営コンセプトについての研修実施
  • 4-2) MFIの経営戦略に社会性を考慮した経営を統合するための研修実施
  • 4-3)オペレーションマニュアルの実行
  • 4-4)社会的パフォーマンスを測定し、財務的パフォーマンスとともに情報システムに記録し報告する
8.実施期間2011年9月〜2014年8月(3年)
9.事業費64,275千円
10.事業の実施体制プラネットファイナンスジャパンが、専門家の支援を得つつ、相手国実施機関であるミンダナオ・マイクロファイナンス・カウンシルと共同で、MFIに対し技術支援を行う。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパン
2.活動内容貧困者が経済的に自立できるような社会を実現するための、貧困・低所得者向けの小規模金融(MF)の普及・推進