草の根パートナー型

2014年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 フィリピン
2.事業名 環境教育による3R(注1)推進と循環型社会の形成プロジェクト
3.事業の背景と必要性 先進国だけでなく、開発途上国は経済成長とともに、資源制約と環境制約が明らかになり、フィリピンでもその対応として循環型社会を目指して行く必要がある。ウバイ郡において、このまま無策の状態が続くと、最終処分地が満杯となり、発生したゴミの収容が不可能となる。ゴミの不法投棄が多くなり、河川、海を含めた地域全体の環境負荷がより大きくなる。
4.プロジェクト目標 対象地域において、住民・生徒の3Rの意識が高まり、ごみの分別・減量化が実現する。
5.対象地域 ボホール州ウバイ郡
6.受益者層
(ターゲットグループ)
ウバイ郡住民(2村)・パボラシオン村/756世帯、人口4,005人・カタルンガン村/384世帯、人口1,682人
カタルンガンエレメンタリースクール、その他1校
ナショナルサイエンスハイスクール
Green Park and Techno Center(最終処分場)
Eco Solid Waste Management Office, Municipality of Ubay(ウバイ郡役場、固形廃棄物管理課)
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1.教員による環境教育の内容を生徒が十分に理解し、ゴミが分別される。
2.住民への啓発活動によってゴミが分別される。
3.分別された有機ゴミがコンポスト化され活用される。
4.住民と行政が連携した環境教育及びゴミ分別が継続的に実施されるための組織的枠組みができる。
<活動>
1-1 カタルンガンエレメンタリースクールでの活動
1-2 ナショナルサイエンスハイスクールでの活動
1-3 その他の小学校1校での活動
2-1 パボラシオン村での活動(主にマーケット)
2-2 カタルンガン村での活動
3-1 ESWM(Eco Solid Waste Management)と会議実施
3-2 前提条件(注2)が満たされたことを確認する
3-3 コンポスト建屋を建設する
3-4 コンポストピットを2基設置する
3-5 専門家によるコンポストの技術指導を5回実施する(Morita Method)
3-6 有機ごみのコンポスト化を開始する
3-7 最終処分場の野菜園に落葉堆肥を使用する
3-8 コンポストの販売価格・販売方法を検討する
4-1 ESWM(役場)、BESWMC(注3)(村)、教育機関(学校)と会議を行う
4-2 村長、村議員、教員を対象に、プロジェクトを実施した村への視察会を行う
4-3 活動の一部をゴミに関する条例に反映させるための提言をする
8.実施期間 2015年10月〜2018年9月(4年)
9.事業費概算額 41,608千円
10.事業の実施体制 日本側:イカオ・アコ、リサイクル専門家、コンポスト専門家、環境教育専門家
フィリピン側:ウバイ郡役所、教育委員会、1高校、2小学校、2つのBESWMC
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人イカオ・アコ
2.活動内容 1997年、西ネグロス州シライ市で始めたマングローブの植林活動は、ネグロス島の各地やボホール島に広がりを見せている。マングローブの植林だけでなく、山地での植林や環境教育、エコツーリズム、フェアトレード、養豚、有機農業、里海づくりなどの住民の生計向上支援、環境教育、青少年育成など活動の幅が広がってきている。

(注1)3Rとは、(1)リデュース(2)リユース(3)リサイクルの頭文字を取ったもの
(注2)分別が完全に出来ていること、コンポストピットの場所の提供、回収方法が確定していること、人材が役場から用意されること、回収に必要な物品が揃っていること
(注3)Barangay Eco Solid Waste Management Committee