草の根パートナー型

平成17年度第1回 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名南アフリカ共和国
2.事業名住民参加型HIV/AIDS予防啓発及び感染者支援強化プロジェクト
3.事業の背景と必要性人口の11%に当たる510万人がHIVに感染している南アフリカでは、HIV/AIDSが特に貧困層や地域社会に深刻な影響を及ぼしている。貧困州のひとつであるリンポポ州では政府の対策も遅れており、特に、情報や支援が少ない農村部では、偏見や差別が強く、HIV感染者が孤立しがちな状況を生み出している。
このような中、農村部においては、HIV感染者が健康を維持していくためのサポート体制を向上させ、HIV感染拡大予防活動を効果的なものとしていく活動が必要である。特に、人々がHIV/AIDSに対する正しい知識と情報を持ち、地域にHIV感染者を受け入れる環境が作られることが必要とされている。また、知識普及型の予防活動だけでなく、HIV感染者を含む地域の人々が主体となる予防・啓発活動が求められている。
そのためには、地域の文化・言葉を理解する現地NGOの存在が欠かせず、これら現地NGOの能力強化が重要である。
4.事業の目的リンポポ州ベンベ郡マカド地区において、HIV感染者が健康を維持していくためのサポート体制を向上するとともに、HIV感染者を含む地域住民が効果的なHIV感染拡大予防活動に取り組むことができるようになる。
5.対象地域リンポポ州ベンベ郡マカド地区32村
6.受益者層 マカド地区32村/約90,000人
7.活動及び期待される成果 【成果1】地域におけるHIV/AIDSに対する正しい知識や態度が培われるような予防啓発活動が強化される。
  • 現地NGOによる地域を対象にした予防啓発活動の強化を行う
  • 予防啓発活動に関する教材を作成する
【成果2】HIV感染者が地域で適切にケアされるようになる。
  • サポートグループ活動の強化を行う
  • 病気と向き合い前向きに生きるためのワークショップを行う
  • 家庭菜園づくりを行う
  • HIV感染者・エイズ患者を地域でケアするための在宅介護活動を行う
【成果3】HIV感染者同士のネットワークが構築される。
  • 他のサポートグループとの経験交流を行う
【成果4】HIV感染者自身が地域で予防啓発活動を実施できるようになる。
  • HIV感染者自身が予防教育・啓発活動を実施していくためのトレーニングを実施する
  • HIV感染者による地域住民を対象にした予防啓発活動を実施する
  • 第三国研修を行う
【成果5】現地NGOのプロジェクト管理や組織運営能力が向上する。
  • プロジェクト管理能力強化を行う
  • 継続的な資金確保のための戦略強化を行う
8.実施期間2006年2月〜2009年1月(3年間)
9.事業費第一年次契約金額:3,029千円
10.事業の実施体制日本のNGOであるシェア=国際保健協力市民の会(SHARE)とJVCの協働事業の形態を取る。現地NGOのTivoneleni Vavasati AIDS Awareness Project(TVAAP)と協力し、JVC南アフリカ事務所が主体となって実施する。JVC・SHARE各国現場が適宜後方支援を行う。
II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)
2.活動内容アジア、アフリカ、中東の10ヵ国・地域で、開発協力、緊急救援、平和教育活動などを行う。日本国内においては、調査提言活動を行う。