草の根パートナー型

平成21年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名南アフリカ共和国
2.事業名クワズ−ルナタール州ウグ郡の学校を拠点とした地域農業促進プロジェクト
3.事業の背景と必要性南アフリカ共和国は民主的な国家として再出発して16年になり、国の政治・経済は順調に見える。しかし、人々の生活における格差は広がるばかりで、特に遠隔地に住む有色人は厳しい生活を強いられている。政府発表の失業率は23.5%であるが、地方の村では数字が倍近くになる。また、昨今の食糧価格の高騰は貧困状態にある人々の生活に追い打ちをかけている。事業対象地域も都市から離れた遠隔地で、失業率が高く、住民の多くは年金や子供の養育支援金など社会保障が主な現金収入という状況である。地域の学校も資金不足のため、十分な設備や教材を揃えることができず、依って生徒たちは質の高い教育を受けることが困難となり、学校を出ても仕事に就くことができない、という悪循環に陥っている。このような地域で雇用を作り、人々が収入を得られ、また栄養のある食事が取れるようにするためには、農業促進を行うことが効果的であると考える。
4.事業の目的対象地域ではアパルトヘイト時代の様々な影響や伝統的な要因から積極的に農業が行われてこなかった。しかし、農業の有効性や自然環境が十分農業に適していることから、人々が積極的に畑作りを行えるよう農業の知識・技術習得への指導および農具や種など物資の支援を行う。そして人々が自信を持って畑仕事に従事できるようなモチベーションを与えていく。長期的には、郡内・州内に中小規模の農業が定着し、菜園がいたるところで見られ、産業として確立されるようになることを目標としている。
5.対象地域クワズールーナタール州・ウグ郡
6.受益者層小学校20校の教師約200名、小学校20校の生徒約7000名、高校3校の“農業科学”受講生徒約450名、地域農業促進グループ約90名、生徒やメンバーの家族および地域住民約20000人
7.活動及び期待される成果成果1.事業対象者が農業の基礎的な知識と技術を習得する。
活動:定期的に農業の知識や技術、経営を指導する研修会の開催。
成果2.対象地域に菜園が整備される。
活動:農業指導員が巡回訪問し菜園作りの指導、アドバイスを行う。
成果3.菜園で年間を通して十分な質と量の収穫が得られ、利用する。
活動:収穫物を学校給食や家庭で利用する。
成果4.菜園の収穫物を販売し、収入を得る。
活動:収穫物を学校や地域内の売店、マーケット等で販売する。
8.実施期間2010年7月〜2012年12月(2年6ヵ月)
9.事業費21,400千円
10.事業の実施体制現地:プロジェクトマネージャー、農業専門家1名、巡回農業指導員2名
国内:調整員2名、広報、会計、監査各1名
II.実施団体の概要
1.団体名アジア・アフリカと共に歩む会
2.活動内容日本国内で英語の本を収集し、南アフリカの教育環境に恵まれない地域の学校や団体に寄贈。また全国の図書館で廃車となった移動図書館バスを譲り受け、現地に送付。これまでに本を約36万冊、バス28台を寄贈した。日本語の絵本をズールー語に翻訳して送る活動も行っている。