草の根パートナー型

平成21年度 第一次補正予算による草の根技術協力事業 緊急経済危機対応−フォローアップ型採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名南アフリカ共和国
2.事業名住民参加型HIV/AIDS予防およびHIV陽性者支援プロジェクトフォローアップ事業
3.事業の背景と必要性実施団体は2005年8月から2009年3月まで、農業の経験と保健の専門性を生かした包括的な活動アプローチによるエイズプロジェクト(HIV陽性者支援、予防啓発活動、在宅介護支援、エイズ遺児支援、家庭菜園促進)を草の根技術協力事業(パートナー型)にて実施した。在宅ケア研修や菜園活動、また具体的にプログラムを実施する治療リテラシー研修など、具体性のある活動は、成果も見えやすく、参加者の知識・技術の向上に結びつくことができた。しかし、結果として個人の知識の向上に留まっているため、治療リテラシー研修のフォローアップを通して地域における予防啓発を強化する必要がある。また、家庭菜園においても、先行事業において目覚しい成果が現れたものの、もう少し持続できるための種採取・保存、苗作り、雨水の有効利用などの技術を身に付けるとともに栄養面からの知識を強化することが必要とされている。本事業は先行事業で残された課題解決のために実施させる。
4.プロジェクト目標HIV感染者が健康を維持していくためのサポート体制が向上し、HIV感染者を含む地域住民が効果的なHIV感染拡大予防活動に取り組むことができるようになる。
5.対象地域南アフリカ共和国リンポポ州カプリコーン郡レペレ・ンクンピ地区およびベンベ郡マカド地区
6.受益者層HIV陽性者、在宅介護ボランティア、クリニック・レイカウンセラー、看護師、村人
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. 治療リテラシーに関するフォローアップ研修を通じて、参加者のHIV感染や治療に関する知識が向上し、グループ活動が活性化され、参加者間のネットワークが構築される。
  2. 家庭菜園に関するフォローアップ研修を通じて、参加者が持続的に活動を続けるための技術や、栄養に関する知識が向上し、HIV陽性者のサポート活動に活かせるようになる。
  3. IV陽性者が主体となって予防啓発活動が実施されているシェアタイの活動を視察することで、自分達の活動に活かせるようになる。

(活動)

1-1. レペレ・ンクンピ地区の(1)在宅介護ボランティアおよび同地区のクリニックカウンセラー、看護師、(2)HIV陽性者を対象に「治療リテラシー研修」を実施する。

1-2. キャンペーンを実施する。

1-3. モニタリング/フォローアップを実施する。

2-1. カプリコーン郡レペレ・ンクンピ地区において、2007年度、2008年度の研修生を対象にパーマカルチャートレーナー育成の研修を実施する。

2-2. ベンベ郡マカド地区においては、2006年、2007年に研修に参加した研修生を対象に小学校を活用した家庭菜園のフォローアップ研修を実施する。

2-3. モニタリング/フォローアップを実施する。

3-1. HIV陽性者が主体で実施されている予防・啓発活動の第三国研修を実施する。

8.実施期間2009年10月〜2010年10月(1年1ヵ月)
9.事業費14,615千円
10.事業の実施体制(特活)日本国際ボランティアセンター、(特活)シェア=国際保健協力市民の会の共同で、現地のNGO・TAC(Treatment Action Campaign)およびUkuvunaと協力しながら実施する
II.実施団体の概要
1.団体名(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)
(特活)シェア=国際保健協力市民の会(SHARE)
2.活動内容

(JVC)現在は、タイ、ラオス、カンボジア、南アフリカでの開発協力、アフガニスタン、イラク、パレスチナ、スーダン、朝鮮民主主義人民共和国での人道支援活動、活動地および日本国内での調査提言活動を行っている。

(SHARE)保健医療を専門としたNGOで、現在は、タイ、カンボジア、東ティモール、南アフリカでの保健活動および日本における在日外国人への支援を行っている。