草の根パートナー型

平成21年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名スーダン
2.事業名ガダーレフ州シェリフ・ハサバラ地域における母子保健指標改善プロジェクト
3.事業の背景と必要性本事業の対象地域であるシェリフ・ハサバラ村において、当団体は州保健省の要請により診療所の立上げ、及びその運営を軌道に乗せるべく活動を展開してきた。2008年にはJICAのNGO技術者派遣制度を活用して母子保健サービスを開始し、村の妊産婦の母子保健に対する意識改善を試みてきた。その結果、一部の妊婦における妊婦検診受診率等が上がるなどの具体的成果が見えつつある。他方、活動の一部はパイロット的なものであり、また、対象村の母子保健水準は都市部と比べて低い状況にあることからも、母子保健サービスの強化が必要である。
4.事業の目的本事業は、派遣専門家を中心に母子保健サービスの担い手である診療所助産師の実地研修を通じたサービスの強化と、住民への啓発活動による妊産婦・乳児検診に対する村の妊産婦や母親の意識・行動改善を目的として実施する。
5.対象地域ガダーレフ州シェリフ・ハサバラ村
6.受益者層

シェリフ・ハサバラ村4地域に在住する住民約5000人。

主なターゲットグループ:妊産婦(約100名)、新生児(約120名)、乳幼児(約1200名)、妊娠可能年齢の女性、診療所職員(助産師2名、看護師1名、医師1名、臨床検査技師1名、アドミニストレーター、プログラムオフィサー)

7.活動及び期待される成果
  1. 診療所助産師による適切で安全な母子保健サービスが提供される。
  2. 妊産婦、乳幼児ケアの重要性について、村の女性、妊産婦、母親の意識が高まり、妊産婦、乳幼児検診率が高まる。
  3. 新たに開発された診療所運営管理に係る業務手順、ガイドラインに基づき運営管理能力が向上する。

<活動>

  1. 助産師実地研修
  2. 啓発活動、定期的産前・産後、乳幼児健診、母親教室、ワクチン接種、健康・衛生教育
  3. 保健医療情報システム、リファラルシステム、医療機器整備の見直し・改良
8.実施期間2010年4月〜2013年3月(3年間)
9.事業費49,895千円(予定)
10.事業の実施体制事業対象地域であるシェリフ・ハサバラ村診療所、及び当団体現地事務所(州都ガダーレフ)を軸に、カウンターパートであるガダーレフ州保健省と連携し、事業を展開する。プロジェクトマネージャーの運営、管理のもと、派遣専門家は事業の全般的オペレーションと調整を行い、現地スーダン人スタッフの教育を実施する。現地スーダン人スタッフは、各分野(診療、母子保健、健康・衛生教育、臨床検査、運営管理)でのスキルアップを目指した活動を展開する。ハルツーム事務所に常駐する現地調整員及び当団体国内事務所の国内調整員は、事業の後方支援を行う。
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 ロシナンテス
2.活動内容日本人医師及び調整員を派遣し、支援対象地域であるガダーレフ州シェリフ・ハサバラ村の総合開発事業として、診療所支援、母子保健サービス、水事業、女子学校支援活動を展開している。また、スーダン人技師を対象に、日本からの派遣専門家による医療工学セミナーや、医療専門家及び学生の人材交流事業を行っている。更に、スポーツ事業を通じた国際支援を目的に、スーダンの子供達を対象に少年サッカー教室を開講するなど、多方面に活動を展開している。