草の根パートナー型

平成19年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ウズベキスタン
2.事業名ウズベキスタン共和国シルクロード農村副業復興計画 
-フェルガナ州における養蚕農家の生計向上モデル構築プロジェクト-
3.事業の背景と必要性フェルガナ地域はウズベキスタン国内でも人口密度の高い地域であり、貧困度、失業率ともに高く、都市との格差は広がるばかりで若者の人口流出も大きい。また、ソビエト連邦の崩壊後の開発投資が都市に集中し地方まで及んでいない。そのため、この地域での貧困解消は急務である。
一方、この地域は古くからシルクロードの中継地として絹産業が発達していたが、近年、老朽化した機械や技術伝承不足などにより、国際競争に対抗していく品質の絹糸は生産できない状態である。そして現在、多くを安価な繭の状態で中国に輸出しているため、絹産業での収入は減少を続け、養蚕農家も激減している。そのため伝統産業の継承が困難になりつつある。以上のことから、この地域で、養蚕業を中心とした農村の環境改善をすすめることは伝統産業の復興と貧困対策に重要である。
4.事業の目的フェルガナ州マルギラン市とフェルガナ市のパイロット農家グループにおいて、養蚕技術改善・副産物有効利用による農家生計向上モデルが構築される。
5.対象地域フェルガナ州マルギラン市およびフェルガナ市
6.受益者層フェルガナ州マルギラン市のパイロット農家50軒とその周辺農家
7.活動及び期待される成果パイロット農家グループにおいて、以下3項目が実現される。
(1)新品種導入と飼蚕・選別技術が改良され、パイロット農家において海外向け輸出可能な高品質繭が生産される。
(2)(1)で生産された高品質繭の販路が、少なくとも一つは確立される。
(3)パイロット農家において絹、桑材、桑の実を利用した新たな製品の試験販売が行われ、販売可能性の高い製品が見出される。
8.実施期間2009年9月〜2012年8月(3年)
9.事業費50,000千円(予定)
10.事業の実施体制国立養蚕研究所をカウンターパートとし、首都タシュケントおよびフェルガナに拠点を設置する。プロジェクトマネージャー,派遣専門家,現地専門家が,養蚕研究所のフェルガナ支所の協力のもと,現地住民を組織化して,実施する.現地専門家として、国立養蚕研究所のほか、国立ウズベキスタン大学およびタシュケント州立農業大学の研究者からも必要に応じ技術的支援を得る。
II.実施団体の概要
1.団体名国立大学法人 東京農工大学
2.活動内容農学、工学および複合領域の研究と学部・大学院教育