草の根パートナー型

平成21年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ベトナム
2.事業名ベトナム中部・自然災害常襲地のコミュニティと災害弱者層への総合的支援
3.事業の背景と必要性ベトナム中部は、アジアでも有数の自然災害常襲地として知られ、急峻な山岳地形と狭隘な平野地形に由来する土砂災害や洪水により暮らしの安全が脅かされている地域である。慢性的かつ常襲的な自然災害は、特に、山岳少数民族や水上生活者、生活困窮世帯など社会的弱者層の貧困解消を阻んでいる。自然災害常襲地における災害対処は、従来のようなダム建設や災害時の緊急支援など直接的対処のみならず、小規模で日常的な防災努力の積み重ねや生業の多様化によってなされる。日常的な暮らしや生業活動を通して、生命・財産の安全や環境保全、世帯経済の向上を同時に実現することは地域住民の切なる願いであり最も基本的なニーズである。
4.プロジェクト目的ベトナム中部・自然災害常襲地におけるコミュニティレベルでの災害対処力の向上
5.対象地域ベトナム中部・トゥアティエンフエ省のボー河流域に位置するアルーイ県およびホンチャ県の4コミューン
6.受益者層対象地域の地域住民(特に、経済的困窮世帯、老人世帯など災害弱者層)
7.期待される成果及び活動
  1. 対象地域の自然災害への脆弱性と災害弱者層を取り巻く状況が明らかになる
  2. 災害弱者層を対象とするコミュニティ研修を通じて災害対処力が向上する
  3. 災害弱者層を対象とする住民参加型トライアルを通じて生業多様化が図られる
  4. 災害対処や生業多様化に関する技術冊子や教材が作成・配布される
  5. レベルアップ研修を通じて、地域行政およびコミュニティレベルでの災害対処知識や実施能力が向上し、災害対処と生業多様化のための連携ネットワークが構築される
8.実施期間2010年10月〜2013年9月(3年)
9.事業費49,997千円
10.事業の実施体制
  • 実施団体である京都大学・地球環境学堂に「事業班」を設ける。
  • カウンターパート機関をフエ農林大学/フエ大学とする。
  • フエ農林大学/フエ大学が、ベトナム中部各省で地方行政機関の職員・技官を対象として実施している「レベルアップ研修」を人材育成の仕組みとして活用する。
  • ベトナム中部各省、県、コミューンレベルの行政機関(役所や普及所)との協力と支援を得る。
  • JICA大阪センター、JICAベトナム事務所、中部地域の他JICAプロジェクトおよび協力隊との連携体制のもとに実施する。
  • 行政機関、援助団体および他NGOと緊密な連携体制を取り、活動経験や成果を迅速に還元する。
II.応募団体の概要
1.団体名京都大学大学院 地球環境学堂
2.活動内容地球環境学および環境マネジメントの複数領域での学術研究や大学院教育を通じての研究者や実務者の養成、留学生の受け入れ、国際学術教育交流、国際協力事業を含む国内外での地域支援活動など。