草の根パートナー型

平成22年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名ベトナム
2.事業名中部ベトナムにおける学校防災教育の能力向上支援プロジェクト
3.事業の背景と必要性

自然災害が多発するベトナム中部のダナン市にて、学校を中心としたコミュニティ防災力の向上支援プロジェクトを2010年3月〜2011年3月まで実施し、ダナン市中心部のハイチャウ郡の4つの学校を対象として、防災教育のための教員トレーニングを行い、各学校で防災授業の実施を支援した。また、その経験を基にベトナムの教員向けの防災教育手引書を出版した。

ダナン市のハイチャウ郡以外にも災害に対して脆弱な地域は数多くあるが、先行プロジェクトの成果をダナン市全体の小中学校に普及させ、防災教育を持続的に実施させるためには、各郡に一つずつ防災拠点学校を設置し、学校を中心とした地域の防災力の向上を図ることが必要である。また、防災教育が持続的に行われるためには、防災教育のトレーニングを既存の教育研修で実施するための教材開発が必要である。

4.プロジェクト目標ダナン市内にある防災拠点学校が中心となり、学校や関係機関の防災教育ネットワークが構築され、各学校に防災教育が普及する。
5.対象地域ベトナム中部・ダナン市
6.受益者層(ターゲットグループ)「防災拠点学校」の教員及び生徒、ダナン市市内の小中学校教員及び生徒、PTA・大衆組織・人民委員会関係者、ダナン市教育局職員、フエ省・クアンナム省の教員・教育関係者、並びに防災授業受講生徒の家族
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. ダナン市のすべての郡(7つ)に防災拠点学校が設置され、情報共有の場となる。
  2. 防災拠点学校を中心に防災教育ネットワークが構築される。
  3. 防災拠点学校がモデルとなりダナン市の全ての学校に防災授業を実施できる教員が配属される。
  4. フエ省及びクアンナム省の学校及び政府関係者の防災の知識が向上する。
  5. 教育研修で使用する防災教育モジュールを開発する。
  6. プロジェクトの経験や成果が防災関係者に広く共有される。

<活動>

  • 1-1 ダナン市の全郡(7郡)にある小中学校と地域の調査。
  • 1-2 ダナン市の7郡から一校ずつ防災拠点学校を選択。
  • 1-3. 防災拠点学校にて防災に関する資料閲覧コーナー及び会議室を設置。
  • 2-1. 各拠点学校にて、防災教育ワーキンググループがミーティングを行い、活動報告、情報交換等を行う。
  • 3-1. 防災教育トレーニングの内容を調整。
  • 3-2. 拠点学校の教員を対象に、防災教育に関する教員トレーニングを実施。
  • 3-3. 拠点学校において防災授業の計画を立案し、防災授業を実施。
  • 3-4. 各郡すべての学校から教員を招き、防災教育に関する教員トレーニングを実施。
  • 4-1. 防災教育トレーニングについての計画を作成。
  • 4-2. 教員及び政府関係者をダナンに招聘し、防災教育トレーニングを実施。
  • 5-1. 既存の教育研修について調査。
  • 5-2. 上記研修において将来使用可能な防災教育に関するモジュールを開発。
  • 5-3. 上記モジュールをダナン市の教育研修プログラムに組み込まれるよう提案。
  • 5-4. 上記で開発したモジュールを使用して教育研修を実施。
  • 6-1. ベトナムで開催される防災関係の会合においてプロジェクトの事業を紹介。
  • 6-2. フェーズ1の成果や教訓、ハンドブックを防災関係機関に紹介し、配布。
  • 6-3. 中部ベトナムで防災関係プロジェクト実施機関とネットワークを構築し協力体制を構築。
  • 6-4. 本プロジェクトの成果を関係者と共有するためのワークショップを開催。
8.実施期間2011年9月〜2013年8月まで(2年)
9.事業費概算額40,718千円
10.事業の実施体制SEEDS Asiaとダナン市教育局(カウンターパート)が中心となって事業を実施し、ダナン大学及びフエ大学を実施協力機関とする。またベトナム中部各省、郡、県、区レベルの人民委員会とも協力連携を行う。JICA兵庫、JICAベトナム事務所、他JICAプロジェクトおよび海外青年協力隊とも連携協力を行う。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 SEEDS Asia
2.活動内容主にアジアにおける、住民参加型アプローチをベースとして環境問題の改善や防災ならびに災害救援に関する事業を行っている。