草の根パートナー型

平成23年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ザンビア
2.事業名 住民参加による結核診断・治療支援モデル拡大プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ザンビアでは、HIV蔓延の影響により、結核も高度に蔓延している。結核患者、特にHIVを重複感染している結核患者は早期に診断し、治療を開始し、6か月の治療期間中脱落することなくこれを完了することが患者自身の予後を改善するだけでなく、コミュニティにおける結核伝播を防止するために重要である。このためコミュニティにおいての結核ボランティアの活動を強化し、結核に関する啓発活動、結核疑い者のヘルスセンター受診の促進、並びに診断された結核患者が治療を完了まで家庭訪問などを通じて支援を行うことが重要である。当団体は2008年8月よりルサカ郡においてコミュニティにおける結核及びHIV早期診断を目的とした事業を実施してきた。2011年4月この地域において、関係者を集めたワークショップを開催した結果、今後も結核ボランティアの活動を通じた結核患者の早期発見、及び治療支援、X線撮影及び診断技術の向上、並びに結核データ管理の向上などについて活動を深めたいとの声が現場からあがった。このため、今回コミュニティにおける人材育成や活動管理能力の向上に焦点をあて、さらにバウレニ地域だけでなく周辺地区への拡大を目指す事業を計画した。
4.プロジェクト目標 対象地域において、結核の早期発見、診断治療支援体制が強化される。
5.対象地域 ザンビア共和国ルサカ郡バウレニ地区、チレンジェ地区、チェルストン地区
6.受益者層
(ターゲットグループ)
  1. ルサカ郡バウレニ地区、チレンジェ地区、チェルストン地区内の結核患者:約4000人
  2. ルサカ郡バウレニ地区、チレンジェ地区、チェルストン地区内の小児、家族を含む結核接触者:約2万人
  3. ルサカ郡バウレニ地区、チレンジェ地区、チェルストン地区の住民:約25万人
7.期待される成果及び活動
  1. 結核ボランティアを通じて住民への結核啓発活動や治療支援が提供される。
    ・結核ボランティア育成のための研修実施及び研修パッケージ作成
    ・結核ボランティアによる啓発及び家庭訪問活動の実施
    ・結核ボランティア活動支援のための計画作成及び会議の実施
    ・結核ボランティア定着支援のためのリボルビングローン活動の実施
     
  2. ヘルスセンターにおいて適切な診断と患者管理が提供される。
    ・X線撮影と読影技術強化のための研修実施
    ・患者治療支援のための活動のモニタリング及び評価の実施
    ・記録/報告の強化のためのレビューやスーパービジョンの実施
8.実施期間 2012年4月〜2015年4月(3年)
9.事業費概算額 93,734千円
10.事業の実施体制 プロジェクトマネージャーをはじめとして結核対策、X線撮影専門家を派遣し、現地と日本に業務調整担当を置く。また、現地スタッフとして準医師、プロジェクトアシスタントなど必要な現地職員を雇用する。カウンターパートをルサカ郡保健局とし協力して事業を行う。
II.応募団体の概要
1.団体名 公益財団法人結核予防会
2.活動内容 国内結核対策・結核の国際協力・呼吸器疾患対策・生活習慣病対策の4分野を中心に、保健向上に貢献する活動を行っている。長年にわたり国内の結核対策で培った経験や技術を活かし、発展途上国における結核対策を支援している。