草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 バングラデシュ
2.事業名 口腔衛生指導専門医による地域住民の健康増進事業
3.事業の背景と必要性 歯槽膿漏や虫歯が原因で血管系・関節疾患など全身疾患の発症率が増加し、その症状も増悪される。同時に、バングラデシュでは噛みタバコなどの習慣から、口腔がん等の発生頻度が極めて高い。そのため、適切な口腔及び全身の衛生指導が求められている。対象地であるシレット州の紅茶農園で作業に従事し生計を立てている労働者は、1)低収入、2)低識字率もしくは不十分な教育、3)健康管理への無関心、4)健康管理への働きかけの欠如などから、住民自身が健康管理を怠る傾向がある。その結果、健康の回復もままならない状況にある。また、農園主や健康管理者は健康維持の重要性は認識していても、健康維持の具体的な方法が提示できていない。
健康維持の入り口である「口腔衛生指導」による「健康管理習慣の定着」が適切に行われることが求められている。
4.プロジェクト
目標
ターゲットとなる紅茶農園の労働者とその家族の口腔衛生意識の向上と健康維持行動が定着する。
5.対象地域を管轄する大使館又は領事館 在バングラデシュ日本国大使館
6.本事業の対象となる人々 1.シレット地方のマウルヴィバザール県の3つの紅茶農園の労働者とその家族約3,000人。
2.1の属するラジナガール及びバルレッカの2郡の保健所管内の医療従事者約100人。
3.プロジェクトのCPであるボヨシ・コラヤン・ショミッティ(BKS)および協力団体であるMovement for Oral Health Care (MOHC)とTooth Fairy (TF)の口腔衛生指導専門医約30人。
7.事業活動 1-1.口腔衛生に関する検診カルテと啓発教材を作成する
1-2.農園内で定期的な口腔検診と健康相談(デンタルキャンプ)の実施の支援を行う
1-3.口腔衛生と健康に関する啓発・指導を行う
1-4.口腔状態(歯垢や歯石の付着・沈着、虫歯等)を記録し、評価する
2-1.医療従事者に口腔衛生指導法の研修会(ミニセミナー)を実施する
2-2.ジョロナ及び医療従事者が啓発に利用する教材を作成する
3-1.ジョロナの口腔衛生指導専門医教材に沿って、現在活動中の専門医に研修(スキルアップトレーニング等)を行う
3-2.ガジプールにおいて口腔衛生指導専門医の知識・技能向上のための実習指導の支援を行う
3-3.専門医数増加のため、ジョロナの口腔衛生指導専門医教材に沿って、新たな指導専門医育成の研修と実習指導の支援を行う
8.実施期間 2018年10月~2021年10月(3年0ヵ月)
9.事業費概算額 11,505千円
10.事業の実施体制 ダッカ市にジョロナとBKS、MOHCからなる実行本部を置き、シレット州に於ける口腔衛生指導の実行に関する企画・立案・実行を行う。現地での検診・口腔衛生指導はBKSとMOHC、TFが共に行い、ジョロナは活動の統括と対外交渉や事業遂行にあたっての準備、資料の収集等を行う。
II.提案団体の概要
1.団体名 非営利活動法人ジョロナ
2.活動内容 東南アジアで口腔の健康維持に関する事業を行い、事業国との相互理解や国際貢献に寄与することを目的とした活動を行っている。