草の根協力支援型

平成15年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名ブラジル
2.事業名ブラジル国アマゾン自然学校プロジェクト
3.事業の背景と必要性

1992年ブラジル国で開催された「地球環境開発会議」より10年経つが、熱帯雨林の減少は続いている。本プロジェクト対象地のパラ州トメアスでも伐採や盗伐が続いており、このままでは森林の持つ機能や未来の資源が失われるとの危機感から、森林の重要性を教えて欲しいとの要望がトメアス文化協会から野生生物を調査研究する会に出された。

本プロジェクトは、トメアスにおいて日系人によるアグロフォレストリーを中心に河畔林の調査を行い、現地に即したテキストを作成し「自然学校」という形で環境教育を行う。そして、テキストを活用し、森林インストラクターを養成することで、現地の人が自らの手で自然学校を開催し、継続して環境教育を実施できるようにする。また、ブラジル国内では南部と北部の格差が大きく、両地域の交流が殆ど行われていない。そこで、アマゾン自然学校を通し両地域の交流を図る。

4.事業の目的ブラジル国の環境教育に資する
5.対象地域ブラジル国パラ州トメアス
6.受益者層
(ターゲットグループ)
学生、教諭、農業従事者、住民
7.活動及び期待される成果
  • 現地に即した環境教育テキストが作られる。(50p、1000册)
  • 森林インストラクターが養成される。(3年間で10名、分野別)
  • エコツアーが開催される。(年2-3回)
  • アマゾン自然学校が開催される。(2回)
  • 育成された森林インストラクターによるアマゾン自然学校が開催される。
8.実施期間2003年10月〜2006年3月(2年6ヶ月)
9.事業費第一年次契約金額:2,240千円(精算金額:2,240千円)
第二年次契約金額:4,694千円(精算金額:4,694千円)
第三年次契約金額:3,066千円
10.事業の実施体制

野生生物を調査研究する会が、プロジェクト運営に係る調査、企画、運営、専門家派遣を実施する。また、当該プロジェクトにおける本邦運営資金は同会が負担する。事業内容は同会のホームページで公開する。

ブラジル側のカウンターパートはトメアス文化協会である。同会は日系の文化協会で、現地に約1,600haの河畔林を所持している。プロジェクト実施にあたっては、同会及び会員所有の原生林を含むアグロフォレストリー実施地を使用する予定である。また、事務所、情報、現地スタッフについてはトメアス文化協会側が準備する。

II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会
2.活動内容兵庫県をメインのフィールドとし、野生生物の調査・研究を行う。「人とくらしと自然」をテーマに河川流域の生態系を調査し、本を作成して、流域の小中学校に配布した。また、里山の保全活動や小中学校の教員を対象にした環境教育セミナーである「黒川セミナー」、一般の人を対象とした自然観察会「ナチュラリストクラブ」の講師を行う。会の中だけに調査結果をとどめるのではなく、ホームページを通して、情報発信を積極的に行って、一般に対して還元している。
3.対象国との関係、協力実績2001年より、パラ州ベレン市ベルオペーゾ市場を中心に、特用林産物の利用について調査を実施。トメアス文化協会と交流・情報交換を行う。