草の根協力支援型

平成24年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1. 対象国名 ブラジル
2.事業名 PIPA自閉症児療育学級への支援を通じた自閉症児療育プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ブラジル国内では、自閉症児者の推定人数が200万人ともいわれている。ブラジル国での自閉症教育は薬物療法が主流であるが、教育的な指導技術が未開発であり、自閉症児が薬物によってただ鎮静化させられている現状がある。薬物のみでは、着替えや買い物などのスキルは獲得できないため、地域生活を念頭に置いた教育的な対応が充実しなければ、地域で生活することは困難となる。また薬物の副作用により肥満や抑うつ症状などが出現している自閉症児も多い。日本の教育から派生した自閉症児のためのTerapia de Vida Diaria(TVD:日常生活療法)は、自閉症児に対し、自閉症児・者の豊かな地域生活を実現してきた実績を有する。さらに教育終了後、地域で就労も達成されうることから、地域生活を念頭に置いた本プロジェクトの必要性は高い。
4.プロジェクト目標 薬物に頼らず、日常生活指導を通じた療法であるTerapia de Vida Diaria (TVD)を実践する機関(PIPA自閉症児療育学級)の運営・療育体制が整備される。
5.対象地域 ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市
6.受益者層
(ターゲットグループ)
(直接)PIPA自閉症児療育学級児童・生徒(20名)、その保護者・家族80名、相談対象者100名
(間接)地域住民300名
7.期待される成果及び活動 〈成果〉
1. TVDに基づくPIPA自閉症児療育学級の運営理念・組織体制等が整備される。
2. TVDを実践できる教員が養成される。
3. TVDに基づき、PIPA自閉症児療育学級のカリキュラムが整備される。
4.サンパウロ市内でTVDが認知され、PIPA自閉症児療育学級に継続的に自閉症児が入学する。
5. 自閉症児の保護者に対する相談・研修を行う
〈活動〉
1. TVDに基づくPIPA自閉症児療育学級の運営体制・運営方針を整備する。
2. TVDを実践できる教員を養成する。
3. TVDに基づき、PIPA自閉症児療育学級のカリキュラムを整備する。
4. PIPA自閉症児療育学級でTVDによる療育を受ける3歳以上の幼児・児童・生徒が20名以上になる。
5. 自閉症児の保護者に対する相談・研修を行う。
8.実施期間 2013年7月〜2016年3月(2年9ヵ月)
9.事業費概算額 25,000千円
10.事業の実施体制 (応募団体)プロジェクトマネージャー、現地調整員兼TVD指導員、国内事業実施責任者、事務調整員、カリキュラムアドバイザー
(カウンターパート)日伯援護協会
II.応募団体の概要
1.団体名 社会福祉法人トポスの会
2.活動内容 自閉症児者を主な対象とした就労及び相談支援事業を、足立区・世田谷区・西東京を中心に実践している。