草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ブラジル
2.事業名 ブラジル・セアラ州アラカチ市における人材育成を通じた地域子育て支援プロジェクト
3.事業の背景と必要性 アラカチ市は、経済水準が国内で最も低く、平均所得が国内最下位(2013年ブラジル地理・統計学会調べ)という貧困層の多い地域である。また、急激な観光化により治安が悪化し、都市部や沿岸部ではアルコール・薬物依存、麻薬売買、売春などが蔓延し、子供が犯罪に巻き込まれるなど、子供の安全が脅かされている。その他、家庭環境や就学率の低下などの問題も深刻となっている。
そのような問題を受け、提案団体は「ブラジル東北部子育て支援体制強化による地域力向上プロジェクト」(2013年3月〜2015年8月)を同市内で実施し、母親を対象とした育児情報の発信や相談を実施する「子育て広場」の設置や、青少年向けのライフスキルトーレーニング(※1)の実施、その他、地域子育て支援ネットワーク(※2)を創設するなどの成果をあげた。その結果、他地域からの関心を集め、活動地域の拡大が求められている。
(※1)青少年問題・地域問題の理解・解決・予防を目的としたプログラム
(※2)地域住民、自治体関係者、教育機関関係者等で定例会を開き、地域の子育てや家庭に関する情報の共有や問題・課題について協議をする。
4.プロジェクト目標 対象地域の子どもの安全と健康を守るための活動が、自主的に行われるようになる。
5.対象地域 セアラ州アラカチ市内の6地域(サンタテレーザ、ペドレガウ、カッシンバ・フンダ、キッシャーバ、サンシッコ、マジョランジア)
6.本事業の対象となる人々(ターゲットグループ) 1)ライフスキルトレーニング:地域の小中学校10校の教員およそ70名
2)地域子育て支援ネットワーク: 6地域の住人および本活動に関心を持つNGOや住民協会代表者およそ22名
7.事業活動 <活動>
1)『ライフスキルトレーナーの育成及びそのトレーナーによるライフスキル担当教員の育成』支援
アラカチ市政府内に、ライフスキル普及委員会を設置し、ライフスキルトレーニング担当教員向けの指導教本の作成およびトレーナー研修のカリキュラムを作成する。また、認定を受けたトレーナーが、ライフスキル担当教員を育成する。
2)『地域子育て支援ネットワークトレーナーの育成及びそのトレーナーによる地域子育て支援ネットワークリーダーの育成』支援
アラカチ市政府内に、地域子育て支援ネットワーク普及委員会を設置し、ユニセフが作成した地域子育て支援ネットワーク創設マニュアルを用いて、地域子育て支援ネットワークリーダー養成トレーナー研修を行い、そのトレーナーが各地域でリーダーを育成する。
8.実施期間 2016年5月〜2018年10月(2年6ヵ月)
9.事業費概算額 9,985千円
10.事業の実施体制 アラカチ市政府をカウンターパートとし、フォルタレーザ大学およびユニセフの協力も得て、実施する。本事業の運営管理には、現地滞在歴10年の光の子どもたちの会のスタッフ1名および現地調整員1名、アラカチ市局員1名、国内調整員1名を配置する。
II.提案団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 光の子どもたちの会
2.活動内容 ブラジルにおいて、教育を通じた事業を行い、子ども達が自らの将来を選択していくための生きる力が持てるようにすると同時に、地域の伝統文化を通じて地域住民自らの生活安定及び向上を目指していくとともに、日本国内の一般市民に対し、普及啓発や国際交流・協力の場を提供し、日本とブラジルの相互理解や国際協力の発展に寄与することを目的とする。