草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 カンボジア
2.事業名 沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロジェクト
3.事業の背景と必要性 沖縄県平和祈念資料館と沖縄県立博物館・美術館はカンボジアのトゥール・スレン虐殺博物館(TSGM)、国立カンボジア博物館(NMC)をカウンターパートとして、2009年〜2015年の6年間、学芸員の能力向上及び平和文化の創造を目的とした草の根事業を実施し、事業を通し沖縄のノウハウを生かした博物館運営や展示、資料保存など技術・知見を伝えた。
このプロジェクトの最終年次に博物館から発信する平和教育普及を目的に中学生向けの学習教材として「ワークノート(クメール語)」を2,000部作成した。これまでカンボジアの公教育の現状では、学校単位でTSGMに出向いて博物館を見学する機会はほとんどなく、見学する場合でも、TSGMのガイドから展示写真の説明を受けるなど一方的な受け身の学習しか提供されてこなかった。このような状況の中、現在までTSGM職員はワークノートを活用した学習指導経験がほとんどなく、その活用方法の開発に課題が残された。
これらの状況を踏まえ、TSGM館長よりワークノートの活用を含む博物館による平和教育普及の職員の能力向上と体制強化への要望が示されこれに応えるため本事業が実施されることとなった。
4.プロジェクト目標 トゥール・スレン虐殺博物館がワークノートを活用した平和教育を促進するため、「TSGM学習の手引き」が作成され、これを活用する博物館職員の能力が育成される。
5.対象地域 プノンペン 周辺地域
6.受益者層(ターゲットグループ) トゥール・スレン虐殺博物館職員
プノンペンおよび周辺地域の中高生、博物館の来館者
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1. 「TSGM学習の手引き」及び「TSGM平和講話指導計画」が作成される。
2.博物館職員(教育普及担当)に対して、「TSGM学習の手引き」及び「TSGM平和講話指導計画」を活用するための技能が育成される。
<活動>
1)ワークノート等を活用した平和教育普及啓発について学ぶ。
2)ワークノートを活用するための「学習の手引き」「指導計画」の構成、利用方法を理解する。
3)「TSGM学習の手引き(素案)」「TSGM平和講話指導計画(素案)」を作成する。
4)TSGMが「TSGM学習の手引き(素案)」及び「TSGM平和講話指導計画」(素案)をふまえたワークノートを活用した平和教育(平和講話)で実践する。
5)4)における実践を検証しながら、「TSGM学習の手引き」及「TSGM平和講話指導計画」を完成させる。
6)TSGM内外での実践毎に自己評価を行い、改善点を考察する。
7)作成された「TSGM平和講話指導計画」をファイリングし、実践資料として活用する。
8)教育普及担当者でのミーティング機会を設定する。
8.実施期間 2016年7月〜2017年6月(1年)
9.事業費概算額 9,048千円
10.事業の実施体制 <日本側>
実施団体 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター
協力団体 沖縄県平和祈念資料館
<カンボジア側>
カンボジア国立トゥール・スレン虐殺博物館職員
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター
2.活動内容 安全保障に関わる調査研究、国際平和協力活動、人材育成、ネットワーク活動を実施する。