草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 カンボジア王国
2.事業名 中学校教員指導能力向上プロジェクト
3.事業の背景と必要性 カンボジアの就学率は小学校進学率約90%に対して、中学校への進学率は約30%に留まっている。内戦後の混乱から、文字が書けるだけで教員に抜擢されたケースも多く、教員自身も指導者としての教育を受けていない。また、教員は生徒の理解度に合わせて授業を組み立てるノウハウを持っておらず、生徒は授業内容を十分理解していない。その結果、進級できなかった生徒はドロップアウトするという悪循環になっている。学校に通う重要性は勉強だけではなく「自身で考え、問題解決が出来る」大人になるために必要な過程である。しかし、残念ながらカンボジアの教育の現状は、将来の仕事につながる基礎学力や「生きる力」を提供してくれる場となっているとは言い難い。
このような背景から、中学校教員の指導力向上が、ゆくゆくは農村の進学率向上につながると考える。まずは教員による一方的な授業から「生徒中心の楽しい授業」へと指導法の改善を行い生徒が授業に参加する機会を作る。生徒の理解度が向上すれば、教員としての自信に繋がり、更なる向上心が芽生える。モデル校全教員を対象とし、全教員の意識改革により教員同士の情報共有なども行える仕組みを作る。
4.プロジェクト目標 モデル校教員が、担当する教科の指導力が向上する。
5.対象地域 シェムリアップ市 アンコールクラウ村・クヴィエン村
6.受益者層 アンコールクラウ・クヴィエン村 中学校教員24名
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1.モデル校教員が、生徒中心の授業作りのポイントが理解できる。
2.モデル校教員が、授業つくりのポイントを担当授業に活かすことが出来る。
3.モデル校教員が、教師の役割が理解できる。
<活動>
1-1 プロジェクトチームと教員が、勤務する中学校の課題を把握する。
1-2 教員が、ワークショップを受講する。
1-3 プロジェクトチームと教員が、ワークショップのセッションごとに振り返りを行い、理解度を確認する。
2-1 各教員が、ワークショップの学びを毎日の授業で取り入れる。
2-2 教員が、教員間で授業研究を実施する。
2-3 プロジェクトチームと教員が、ワークショップで学んだ手法で教材作成を行なう。
2-4 モデル校2校間の教員が、意見交換しアイディアの共有を行う。
3-1 プロジェクトチームが、教員の役割についての研修を実施する。
3-2 教員が、意見交換を毎月2回行う。
3-3 教員が、生徒に関する情報交換を毎月1回行う。
8.実施期間 2017年3月〜2019年2月(2年)
9.事業費概算額 10,788千円
10.事業の実施体制 日本側:九州海外協力協会職員4名、教育専門家2名
カンボジア側:カウンターパート機関(シェムリアップ市教育事務所)、モデル校2校
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 九州海外協力協会
2.活動内容 JICA青年研修事業、開発教育支援事業、JICAボランティア支援事業、クバーラ普及事業