草の根協力支援型

平成20年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名中華人民共和国
2.事業名雲南少数民族地域での学校を中心とした健康・環境衛生改善プロジェクト〜100万回の手洗いプロジェクト〜
3.事業の背景と必要性

日本雲南聯誼協会が建設支援する小学校のほとんどはアクセスが困難な僻地にあり、トイレや手洗い場などの衛生施設の整備が遅れている。安全な飲料水が確保され、トイレが自宅にある家庭もまだ少数である。きちんとしたゴミ捨て場がなく、ゴミが路上や河川などあらゆるところに捨てられ、住民の衛生上の問題のみならず、環境の悪化も危惧される。学校教育では保健衛生の授業を行なうものの、教科書と現実とのギャップが大きく、効果的な指導とはなっていない。

こういった状況の改善のために中国政府は僻地農村の衛生環境改善政策によるインフラ整備のほか、学校の衛生関連業務に関する条例でも、トイレや手洗い施設、入浴室の設置のほか、衛生環境の改善に関わる人材育成などを求めている。

中国政府が進める衛生施設整備と住民の衛生に関する意識向上が互いにリンクするよう、学校で行われる基礎教育としての衛生教育の実践力と学校を基点とした住民への働きかけが必要である。

4.事業の目的小学校の健康・環境衛生に対する対処能力が高まる
5.対象地域中国雲南省 建水県岔科鎮白云村(白云村小学校学校圏、イ族)、福貢県匹河郷果科村(果科小学校学校圏、独龍族・怒族)、福貢県架科底郷阿達村(籐誼小学校学校圏、リス族)
6.受益者層対象小学校教師、児童数680名、学校圏住民約15,000名
7.活動及び期待される成果

【成果1】教師・学校保健関係者の健康と衛生に関する実践的な指導能力が高まる
【活動1】教師・学校保健関係者に対し、健康・衛生教育研修を実施する。また、教師・学校保健関係者が研修で作成した各自の仲間教育計画に基づき、小学校5-6年生を対象とした仲間教育プログラムを実施・管理する

【成果2】小学校5・6年生の健康・環境衛生に関する対処能力が高まる
【活動2】パネルシアターを用いた上述仲間教育プログラムをこどもたちが実践する

【成果3】小学校の衛生環境向上のための施設が改善される
【活動3】対象校に貯水タンク設置、手洗い場設置、学校前共同トイレ、太陽熱温水器、シャワー室を設置する

【成果4】健康と衛生に関する小学校と小学校圏の住民との関係が構築される
【活動4】衛生環境の啓発ソングの募集と普及およびイベント開催

【成果5】小学校の健康と環境衛生プログラムを支援する資源センターが構築される
【活動5】本事業のプロセスや成果をインターネット上に蓄積・公開するとともに、ニューズレターで広く発信する

8.実施期間2009年4月〜2010年12月(1年7ヶ月)
9.事業費9,947千円(予定)
10.事業の実施体制雲南省僑務弁公室をパートナーとし、雲南エコネットワーク、県・郷・鎮・小学校の担当者の協力を得ながら、中国現地の雲南聯誼雲南支部とともにプロジェクトの調整とモニタリングを行う。
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 日本・雲南聯誼協会
2.活動内容「日本と中国の友好を願う人々に対して、教育及び文化に関する事業を行い、平和と発展に寄与する」(定款より)ことを目的に、「教育・文化・健康」の3分野での活動を展開。
3.対象国との関係、協力実績

2000年〜 雲南省の貧困少数民族地域に50校の小学校を建設・再建する「50の小学校プロジェクト」
2007年 保健衛生プロジェクト基礎調査(JICA・NGO技術者派遣)
2008年〜 就学困難な少数民族女子生徒の学費を支援する「25の小さな夢基金」事業