草の根協力支援型

平成20年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名中華人民共和国
2.事業名視覚障害者音声情報提供技術指導事業
3.事業の背景と必要性一般的に、目から入る情報が1,000であるとすると、聴覚から得られる情報が100、触覚から得られるものは10にすぎないと言われている。したがって、視覚を活用できない視覚障害者にとって、いかに情報を取り入れるかは重要な課題である。日常において情報格差に悩む視覚障害者に充分な情報を提供できる環境を用意することは、世界的な課題と言ってよい。
点字には比較的なじみのある中国の視覚障害者にとっても、映画鑑賞や視覚障害者向けラジオ番組による情報提供は新しい分野であると言ってよい。中国では、北京の紅丹丹教育文化交流中心が、映画鑑賞や視覚障害者向けラジオ番組による情報提供を始めたばかりであるが、技術的には未熟で、ボランティアの人的協力に全面的に頼っている現状である。そこで、本事業では日本点字図書館が活用している技術を提供することによって、中国の視覚障害者が音声情報により多く接することができる機会を増やしていく。
4.事業の目的視覚障害者のメディアへのアクセス改善のための環境を整備すること
5.対象地域北京市
6.受益者層視覚障害者向けメディア関係者(約60名)
7.活動及び期待される成果1.視覚障害者向けメディア関係者(映画、テレビ)が副音声製作技術を習得する
2.録音ボランティアが育成される
3.視覚障害者向けメディア関係者(録音雑誌)が録音雑誌製作技術を習得する
4.視覚障害者向けメディア関係者(ラジオ)が障害者向け番組製作技術を習得する
8.実施期間2009年6月〜2011年3月(1年9ヶ月)
9.事業費10,000千円(予定)
10.事業の実施体制日本側:実施団体である日本点字図書館よりプロジェクトマネージャー、業務調整員および各種専門家を派遣する。視覚障害者向けラジオ番組制作に関する専門家はNHKより派遣する。
相手国側:紅丹丹教育文化交流中心が受講者及び公衆に関する施設の提供を行うと共に、中国側関係機関との調整にあたる。
II.実施団体の概要
1.団体名社会福祉法人 日本点字図書館
2.活動内容情報提供サービス、視覚障害者生活用具のあっ旋販売サービス、点字図書・雑誌、録音図書・雑誌の製作貸出
3.対象国との関係、協力実績2008年 日中の障害者支援NGOを対象としたシンポジウム(於北京)に参加