草の根協力支援型

平成16年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名東ティモール
2.事業名東ティモール/ロスパロスの人々に対する生計向上プロジェクト
3.事業の背景と必要性

東ティモール民主共和国は2002年5月20日、正式に独立を果たしたが、独立後、雇用不足の問題、多様な言語の問題、教育の問題など政治的にも経済的にも様々な問題が溢れ、かつそれらを解決する糸口も明確になっていないのが現状である。
特にロスパロスは東ティモールの東部に位置する遠隔地であり、またインドネシアからの独立運動の中核を担っていた地域であることから、紛争時の被害も激しく、現在も随所に傷跡が残る。さらに、経済的余裕の無さにより、人々の家も元のように建て直せないなど、様々な影響を残している。
当プロジェクトは同地域に暮らす人々に手工芸品製作技術を移転し、販売サポートを行い、収入向上を支援・促進することにより、彼らの生活水準向上を図るものである。

4.事業の目的手工芸品生産に係る技術指導と販売支援を通して東ティモール/ロスパロスの人々の生計向上を図り、最終的に3ヵ年で生産者グループが主体となった事業の基盤の完成を目指す。
5.対象地域東ティモール民主共和国 ロスパロス(事業拡張に伴い、対象地域をラウテン県へと拡大させる予定)
6.受益者層ラウテン県の主に女性(寡婦)
※ロスパロスの生産者6名から始め、寡婦を含む女性へ支援を拡大する
7.活動及び期待される成果 【成果1】生産者グループの事業主体としての基盤を完成させる
【指標1】3年間でグループリーダー1名、品質管理担当者1名が選出され、生産者グループが主体的に活動し、発注された商品を期日と品質を守って発送出来るようになる。
【成果2】研修を行い、手工芸品製作技術を習得した人を増やす
【指標2】手工芸品製作の技術習得者が3年間で40人になる。
8.実施期間2005年6月〜2008年5月(3年間)
9.事業費総額9,839千円(予定)
10.事業の実施体制【日本側(日本側支援体制)】
東ティモール側(生産者グループ)が手工芸品生産事業の主体として自立していくための技術、事務全ての面でのサポート業務を行う。
【東ティモール側(相手国実施機関)】
現地カウンターパート機関 エスペランサ・ロロ・サエ
『エスペランサ・ロロ・サエ』は、東ティモールの独立を問う住民投票後の1999年冬、UNICEFの支援を受けて設立された。以来、ロスパロスにおいて青少年教育(幼稚園運営、英語・コンピューター・各種トレーニングなどのノンフォーマル教育)を主とするコミュニティのキャパシティビルディングに尽力しており、その知識と経験を生かし、手工芸品製作トレーニングならびにそれを通じたコミュニティの収入向上をサポートしている。また、東ティモールのNGOを管理しているNGO Forumの、ロスパロス担当スタッフにも随時アドバイスをもらいながら活動している。
II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 LoRo SHIP
2.活動内容国際交流や国際協力を通じて、開発途上国に住む人々の生活の向上、さらに生活の向上を図ることにより途上国の人々の選択肢を拡大することを目標として、学生主体で国際協力活動をしている団体である。現在、最初のプロジェクトとして東ティモールで当事業を行っている。
3.対象国との関係、協力実績2002年にフェアトレード等を行う第三世界ショップが行っていたロスパロスでのビーズアクセサリーの技術指導及び生産のプロジェクトを2003年に引き継ぐ形で最初のプロジェクトを開始、以来東ティモールでの活動を実施。また、年に一度団体のメンバーが東ティモールへのスタディツアーで現地に渡航しており、生産者と共に作業するだけでなく、現地の大学生とワークショップ等も行っている。