草の根協力支援型

平成24年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 インド
2.事業名 インド共和国における視覚障害者の職業教育支援
3.事業の背景と必要性 インドには1000万人以上の視覚障害者がいるが、その就業率は約8%と極めて低く、教育も受けず一切の社会参加をせずに過ごす視覚障害者も多いといわれる。その理由として、視覚障害者教育の延長線上に有効な職域が確保されていないため、教育を受けて技術を身につける意義が薄いことが挙げられる。そのため、インドの視覚障害者の職業的自立と社会参加を促すには、視覚障害者の職域を確保する必要がある。
一方、日本では、約400年前より指先感覚の鋭敏さを生かした視覚障害者の職域として、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧が確保されており、インドでも鍼・灸・あん摩マッサージ指圧が視覚障害者の自立に役立つ可能性は高い。
上記背景を踏まえ、インド人視覚障害者の生活改善、生計向上のために、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧がインドで視覚障害者の職業教育として行えるようになるための基盤整備を支援する。
4.プロジェクト目標 あん摩マッサージ指圧、及び出来る範囲での鍼・灸の職業教育環境が対象国モデル校において整備され、近い将来の鍼・灸教育の完全実現も視野に入れて自立的に継続できるようになる。
5.対象地域 インド共和国デラドゥーンおよびアーメダバード
6.受益者層
(ターゲットグループ)
国立視覚障害者施設(NIVH)の教員3名、在校生30名、およびインド盲人協会(NAB)モデル校の教員3名、在学生30名の合計66名
7.期待される成果及び活動 成果(Output):
1. 指導用カリキュラムが完成する。
2. 教科書が整備される。
3. 教室、教材、教具が整備される。
4. 現地指導者が育成される。
5. あん摩マッサージ指圧に関する広報・啓蒙活動が行われる。
6. 中等教育課程の理科実験教育を行う環境が整備される。
活動:
1. 指導用カリキュラム、教科書、および教具を整備する(理科実験教育の環境鵜整備含む)。
2. 現地指導者が育成される。
3. あん摩マッサージ指圧に関する広報・啓蒙活動を行う。
8.実施期間 2013年1月から2016年1月(3年)
9.事業費概算額 24,998千円
10.事業の実施体制 日本側:筑波大学附属視覚特別支援学校
インド側:国立視覚障害者施設(NIVH)、インド盲人協会(NAB)
II.応募団体の概要
1.団体名 筑波大学附属視覚特別支援学校(専攻科鍼灸手技療法科)
2.活動内容 国立で唯一の盲学校として、視覚障害にかかわる教育(幼稚部、小学部、中学部、高等部、専攻科)に加えて、福祉、留学生の受け入れなど幅広い分野で活動。