草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 インド
2.事業名 インドの農村地域における糖尿病予防・改善プロジェクト
3.事業の背景と必要性 インド福祉村協会は約20年前にアーナンダ病院を設立し、継続的に医療支援を行ってきた。これまでにアーナンダ病院を受診した患者数は35万人に達しており、多くの農村住民から信頼を得ている。
農村地域では、感染症や疾病を患っていても、経済的な理由や知識不足により、適切な治療を受けることができず、病状が悪化してしまうケースが多い。インド福祉村協会は、2013年から2015年の間にアーナンダ病院に診察に訪れた42,823人の患者を疾患別に分類したところ、来院患者の15パーセントが糖尿病を患っていたことを把握した。農村地域の人々は、生活習慣病に関する知識を持たず、多量の糖分や炭水化物を摂取しているのが原因と考えられる。従って、住民が糖尿病の予防知識を得て、生活習慣の改善に取り組むことができれば、糖尿病患者数を減少させることが可能となる。本事業を通して、アーナンダ病院の職員が農村地域を巡回訪問して生活指導を行う仕組みを整えることで、住民が糖尿病予防の知識向上と生活改善を図ることができると期待される。
なお、2007年9月から2010年8月の3年間、インド福祉村協会はアーナンダ病院において、草の根技術協力事業(草の根協力支援型)として妊婦生活指導と小学校の衛生教育を行った実績を持つ。
4.プロジェクト目標 対象農村地域の住民が糖尿病予防の知識を身に着け、自ら生活習慣の改善に取り組めるようになる。
5.対象地域 インド国 ウッタルブラデシュ州 クシナガラ県
6.本事業の対象となる人々
(ターゲットグループ)
アーナンダ病院職員15名、及びアーナンダ病院近隣の30農村地域の住民360名
7.事業活動 <アウトプット>
1.対象農村地域の住民がアーナンダ病院において、糖尿病予防について学んだり、適切な糖尿病治療を受けたりできるようになる。
2.対象農村地域の住民が巡回指導員による巡回指導を受けられるようになる。
3.事業終了後も継続的に巡回指導・栄養改善指導・糖尿病教室が行われる実施体制が整備される。
<活動>
1-1.実施団体からアーナンダ病院や対象農村地域に専門家を派遣する
1-2.アーナンダ病院職員に対し本邦研修を実施する。(糖尿病、予防法、改善法等)
1-3.アーナンダ病院で使用する栄養改善指導・糖尿病教室教材を作成する
1-4.アーナンダ病院の栄養改善指導・糖尿病教室講師を育成する
1-5.アーナンダ病院で栄養改善指導・糖尿病教室を開催する
2-1.対象農村地域のベースライン調査を行う
2-2.巡回指導用のポスター・パンフレットを作成する(糖尿病、予防法、改善法等)
2-3.巡回指導員を育成する
2-4.巡回指導の必要機材・資材を調達する
2-5.対象農村地域で定期的に巡回指導を行う。
2-6.対象農村地域でセミナー(糖尿病予防・糖尿病治療等)を開催する
3-1.事業終了後の巡回指導・栄養改善指導・糖尿病教室の開催計画を立てる
3-2.事業終了後の巡回指導・栄養改善指導・糖尿病教室を実施する人材を確保する
8.実施期間 2018年2月~2021年1月(3年)
9.事業費概算額 9,999千円
10.事業の実施体制 実施機関:特定非営利活動法人インド福祉村協会
現地カウンターパート:アーナンダ・ミッション・チャリタブル・トラスト
II.提案団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人インド福祉村協会
2.活動内容 インド国の医療に恵まれない人々に、プライマリ・ヘルスケアを中心とする診療活動と保健衛生活動及び不就学児童らに対する教育活動を行うことによって、インド国の医療の充実を図り、もって両国の友好に寄与する。