草の根協力支援型

平成15年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名ケニア
2.事業名タイタ族‘ビリカニ女性たちの会’の洋裁による生活改善活動支援
3.事業の背景と必要性ケニアの国立公園では、アフリカゾウ等大型野生動物と周辺住民の間に農作物や水を巡る衝突が起きるが、ツァボ・イースト国立公園では、家事を担って被害を被りやすい女性たちが、縫製技術を習得して農耕以外の手段で経済的自立を図る活動を起こし、それが生活の向上と、その結果として野生との共存に繋がる兆しがでている。活動の中心のひとつである、ビリカニ村の「女性たちの会」には、縫製技術習得希望者が年々増えているが、ミシンや布地などの資・機材が不足し、また「女性たちの会」もまだ、自力で活動をまかなえる資力が不十分である。
4.事業の目的

女性たちの会の活動に縫製技術研修のための施設と機材を増強したり、講師を招くなどして、多数の女性たちの縫製士資格取得を支援する。さらに、周辺コミュニティの小・中学生やレンジャーの制服、観光客向けの衣類等の製作によって収入を図る。

5.対象地域ツァボ・イースト国立公園隣接のタイタ・タベタ県ビリカニ村
6.受益者層「ビリカニ女性たちの会」会員約40名とその家族300名あまり、及び類似活動を行う周辺村落の女性たち
7.活動及び期待される成果作業所、ミシン、講師を増やして新規の需要に応じ、事業終了までに最低10名以上の国家試験上級資格者をつくる。その指導により制服その他のグッズの製作と販売を軌道に乗せる。
8.実施期間2004年1月〜2006年3月(2年3ヶ月)
9.事業費第一年次契約金額:1,372千円(精算金額:1,372千円)
第二年次契約金額:4,568千円(精算金額:4,568千円)
第三年次契約金額:4,020千円
10.事業の実施体制

ツァボ・イースト国立公園でアフリカゾウの研究に従事する当会会員中村千秋が、ナイロビを拠点とするAEF-I(アフリカゾウ国際保護基金)及びケニア野生生物公社のツァボ・イースト国立公園コミュニティー・ワイルドライフ課との協力体制で、「女性たちの会」の運営をバックアップする。

II. 実施団体の概要
1.団体名JSCV(Japan Student Conservation Volunteers)学生保全ボランティアの会
2.活動内容
大学生を中心とする、自然保護と国際協力のボランティア活動
3.対象国との関係、協力実績当会会員中村千秋が1989年からツァボ・イーストでゾウの生態研究調査の傍ら、地域住民との衝突緩和を図るために、当提案の先駆となる「女性たちの会」の活動支援に当たってきた。