草の根協力支援型

平成19年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ケニア
2.事業名ジュキニ地域における上総掘り技術指導者の育成と安全な水の確保
3.事業の背景と必要性ジュキニ地域は絶対的に水不足であり、安全な水へのアクセスが十分ではない。また、野生動物と住民が水場を共有することは危険であり、衛生的な観点から鑑みても問題である。従って、安全な水と水場の確保には、新しい井戸が必要であり、この地域での井戸掘削には、地層的に上総掘りが適しているため、インターナショナル・ウォーター・プロジェクト(以下IWP)による技術移転および人材育成事業の必要性は高い。
なお、IWPは2005年に草の根技術協力事業(支援型)で地域住民に上総掘り技術を指導しながら、ロイトキトック地域に合計6本の井戸を掘削しており、本事業はその成果を基に行われる。
4.事業の目的 当該国の対象地域の水は絶対的に不足しているため、前回の草の根技術協力事業(「上総掘り技術の移転と水を中心とした持続可能な開発(2005.1〜2005.9)」)で上総掘り技術を習得した技術者が、技術指導者としてジュキニ地域住民に対し上総掘り技術を移転し、当該地域住民の安全な水へのアクセス環境が改善される。
5.対象地域ケニア共和国 リフトバレー州 カジアド県 ジュキニ地域
6.受益者層ジュキニ地域住民約15,000人 と同地域のエレライ、オロボソイト、オリギラ小学校の生徒(合計 約400名)
7.活動及び期待される成果
  • 前事業の上総掘り技術習得者が指導者として育成されると共に、当該指導者による技術移転により、新たな上総掘り技術習得者が育成される。
  • 指導者と新たな技術習得者を中心に、住民参加により上総掘りによる井戸掘削が可能となり、住民に安全な水場を確保し衛生的な水が供給される。
  • 野生動物と家畜の水場となる小規模な溜池を建設することで、住民と野生動物の水場が分離され、住民の野性動物への脅威が減少する。
  • 子供たちが環境保護の大切さ(水や動植物の大切さ)を理解し、環境についての知識を啓発される。
8.実施期間2007年9月〜2009年1月(1年5ヶ月)
9.事業費総額9,990千円(予定)
10.事業の実施体制日本国内では調整員 1名、現地へはプロジェクトマネージャー 1名、上総掘り/溜池建設のテクニカルアドバイザー 1名をケニアへ派遣し、IWPケニアをカウンターパートとして事業を実施する。また、相手国の水資源省、ジェンダー・スポーツ・文化・社会福祉省、及び現地NGOのAMREFと協力関係を保つ。また、地域の小学校3校と女性グループと共に、環境教育と植樹を実施する。
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 インターナショナル・ウォーター・プロジェクト(IWP)
2.活動内容世界に類のない人力のみで深井戸を掘削する技術「上総掘り」を水に困る地域に技術移転し、水を中心とした持続可能な地域開発を実施する。
3.対象国との関係、協力実績
  • 2002年コースト州カロレニ地域にて上総掘り技術移転および井戸掘削。
  • 2003年「第3回世界水フォーラム」にケニアNGOを招聘し、分科会「水と適正技術」開催した。
  • 2005年コースト州カロレニ地域にて、2002年事業の継続として「ケニア共和国カロレニ上総掘り技術移転フォローアップ事業」
  • 2005年草の根技術協力事業(支援型)「上総掘り技術の移転と水を中心とした持続可能な地域開発」