草の根協力支援型

平成22年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名ラオス
2.事業名ラオス国ルアンプラバン県におけるSRI普及を通したコメの増収および地域住民の生計向上計画
3.事業の背景と必要性対象地域であるラオス北部のルアンプラバン県は、ラオス全国で低投入型稲作技術(System of Rice Intensification:SRI)普及活動が最も盛んな地域でありながら、SRI経験が十分でないDAFO農業普及員および農業普及補助員は、農民のSRIに関する質問や問題点に対して適切に対応できるだけのSRIの知識や経験を持ち合わせていないのが実情である。今後、これまで拡大してきたSRI普及活動を持続的に発展させていくために、農業普及員の能力向上とその人数の拡充が重要かつ緊急な課題となっている。
4.プロジェクト目標SRIの適切な管理を通して、コメの増収、安定した収益を得、対象SRI農家の生計向上に資する。また、ルアンプラバン県を北部8県のSRIモデル県として、近隣北部の県からの視察を受け入れることにより、波及効果として北部8県でのSRI普及に貢献する。
5.対象地域ルアンプラバン県12郡の内、(1)ルアンプラバン郡、(2)シェングン郡、(3)ナン郡、(4)ナムバック郡、(5)ゴイ郡、(6)チョンペット郡の6郡(対象村=18〜36村(1郡あたり3〜6村))
6.受益者層(1)SRI農家数=約600戸〜900戸 (2)郡農業普及員=6人(1郡あたり1人) (3)農業普及補助員=6〜18人(1郡あたり1〜3人)
7.活動及び期待される成果

活動:

  1. 各郡(全6郡)の展示圃場における比較試験栽培および展示
  2. 各郡(6郡)のモデル潅漑地区におけるSRI栽培の実施
  3. 郡農業普及員および農業普及補助員の研修
  4. ルアンプラバン県におけるSRI普及活動の成果の発信、他地区(対象外6郡)の農業普及員に対する研修

成果:

  1. 地域の特性に合ったSRI技術の確立
  2. 安定した収益の確保
  3. 郡農業普及員、農業普及補助員の普及技術の向上
  4. SRIの他県への普及とPAFOのSRI普及体制の自立発展性の確立
8.実施期間2010年10月〜2013年10月(3年)
9.事業費14,396千円(予定)
10.事業の実施体制(1)事業実施の総責任機関はルアンプラバン県農林局(PAFO)でこれをプロネット21が全面的に支援する。(2)ルアンプラバン県農林局は「SRI普及プロジェクト事務所」を設立し、プロネット21の協力を得て、プロジェクトを実施する。(3)対象6郡(ルアンプラバン、シェングン、ナン、ナムバック、ゴイ、チョンペット)の農林事務所(DAFO)はPAFOの協力の下で、プロジェクト活動を支援する。
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 プロネット21
2.活動内容(1)開発途上国住民の貧困削減を目指した生活改善事業、所得向上事業、環境保全事業をおこなうことによる直接的な支援活動、(2)支援活動を通じた日本国及び途上国における次代の援助の担い手を育てる人材育成事業、(3)国際協力に係るNGO/NPO、研究機関、大学、国際機関等との幅広いネットワーク・支援等を通じた地球的規模の持続可能な発展に寄与することを目指している。
3.対象国との関係、協力実績ラオスにおける正式な活動は2008年1月にJICA草の根支援プログラムの支援を受けて開始された「ラオス国北部貧困地区における低投入型稲作技術を利用した米の増収による地域住民の生計向上計画」事業である。