草の根協力支援型

平成22年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 ラオス
2.事業名 ラオス国ホアパン県ホムアン郡での安息香の品質管理による収入向上計画
3.事業の背景と必要性 ホアパン県は、ラオス北部にあって焼畑の集中地帯で、ラオス国内でも貧困な世帯が多い山国である。かつては焼畑の2次林に生えてきた安息香の木も焼畑の頻度が増すにつれその数を減らし、ホアパン県での安息香の生産も年々減少している。長年薬やリラクゼイション用の香として使用されてきた安息香は、今でも世界中で根強い人気があり需要はあるのだが、不安定で不均一な品質の為、以前からの仲買人頼みの販売によらざるを得ず、村人の収入も低いままに抑制されている。現在生産されている安息香をまとめて集荷し、品質管理をすれば、均一の安息香の安定供給への道が開かれる。そうすることで、販売先のメーカーへの持続的な高額な価格での販売が可能になり、生計向上につながると共に、安息香生産の意欲も出て、安息香の植林、山の保全につながり、国土の環境保全に貢献できる。
4.プロジェクト目標 ホアパン県ホムアン郡の安息香の販売価格が上がり、対象地域農家の収入が増えている。
5.対象地域 ラオスホアパン県ホムアン郡の村
6.受益者層 ホムアン郡安息香農家60世帯
7.期待される成果及び活動

〈成果〉

  1. 安息香の生産者が組織化され、新たに生産と販売を行う体制が生まれている。
  2. 安息香の採取技術が新規参加の村人達に伝授されている。
  3. 安息香を集荷し、品質管理を行う倉庫兼作業所が整備されている。
  4. 共同作業所で選別される安息香の品質基準が設定され県農林局よりホアパン県産の証明書が発行される。
  5. 複数の販売ルートが確立され、実勢価格に基づいた価格交渉が可能になっている。

〈活動〉

  1. 生産組合立ち上げ
  2. 安息香採取技術の伝授
  3. 倉庫兼共同作業所の整備
  4. 生産者や村人への安息香の品質管理や選別方法の研修、高品質の確保
  5. 販路の開拓
8.実施期間 2010年11月〜2013年9月(2年10ヵ月)
9.事業費 9,995千円(予定)
10.事業の実施体制 NPOグリーンフォーラム、(ラオス内ラオス人職員含む)
カウンターパート―ラオス農林省、(ホアパン県農林省、郡農林省)
ホアパン県ホムアン郡の安息香生産者
II.実施団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 グリーンフォーラム
2.活動内容 植林や再生エネルギーの生産に関連した事業を行う。後進国と言われている国、特にラオスでの環境植林、生活向上につながる生活植林、換金作物の栽培支援、森林資源の活用事業を行ってゆく。エネルギー関連では小水力発電、ソーラーパネルの設置などを行う。
3.対象国との関係、協力実績 ラオス農林省は正規のカウンターパートである。2008年に、2020年までラオス国内において植林と6分野に亘る生計支援事業を行うことが認められ、植林活動を始めている。2010年7月にホアパン県での3年間の活動のMOUを結び、継続活動中である。