草の根協力支援型

平成20年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名モンゴル
2.事業名モンゴルの羊毛を活用した手編み物生産に関する技術支援プロジェクト
3.事業の背景と必要性

モンゴルでは、首都ウランバートルにおける草原地域からの牧民の移入による人口増とスラム化が深刻な問題となってきており、不法に形成されるゲル集落での劣悪な生活環境に暮らさざるを得ない住民の、生計向上と生活改善は喫緊の課題となっている。

このため、日中、男性が都市に働きに出る一方、ゲルに居住する時間の長い家庭の女性を対象として、在来の羊毛の糸を使った手編みの製品を作る技術を指導し、その販売による所得機会を提供することは、生計向上の大きな契機となる。

また、農牧民の在来の資源である家畜の毛を活用することによる「手づくり」の製品作りは、家畜と草原地域の環境保全に対する意識向上にもつながる効果が期待できる。

4.事業の目的1)ウランバートル市周辺のゲル集落の女性が、より質の高い編み物製品を生産できるようになる。
2)在来の資源を活用した環境保全型のもの作りに対する意識が高まる。
5.対象地域モンゴル・ウランバートル市ならびに周辺都市
6.受益者層NGOメンバーならびに編み物・染め物講習会受講者
7.活動及び期待される成果1)現地での編み物等技術水準調査により、基礎的な情報を把握し、事業を円滑化する。
2)現地語の編み物等テキスト(最低6冊)の作成により、編み物技術指導に係る普及の促進と更なる能力開発がなされる。
3)編み物等指導者の集中育成講座の開催により、10人の指導者が養成され、事業終了後の自立発展性が確保される。
4)一般向け編み物教室の開催により、編み物技術習得への関心が高まる。
5)日本人講師による現地編み物指導プログラムの開催により、効果的な技術移転がなされ、また現地におけるニーズ等の情報が収集される。
6)モンゴル編み物指導者の日本研修により、モンゴル人編み物指導者の技術が向上する。
7)編み物品質検査方法の試行導入により、品質検査の方法が試行されると同時に、より高品質な製品を求める意識が醸成される。
8.実施期間2009年6月〜2012年3月(2年10ヵ月間)
9.事業費9,504千円(予定)
10.事業の実施体制【日本側】仙台いぐね研究会
【相手国側】現地NGOウールクラフト・センター
II.実施団体の概要
1.団体名仙台いぐね研究会
2.活動内容仙台平野のいぐね(屋敷林)を活用した環境教育、持続発展教育(ESD)の普及・啓発活動、アジアのNGOと連携した自立支援活動の企画運営。
3.対象国との関係、協力実績モンゴルでの活動は、2006年から開始し、ウランバートルの学校を拠点に国際理解教育を推進している。