草の根協力支援型

平成21年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名モンゴル
2.事業名日本伝統治療(柔道整復術)普及事業
3.事業の背景と必要性モンゴル国地方において骨折・脱臼等の外傷を受けた住民は、集落の最小単位となるバグにある家族病院(バグ病院)において初期治療を受けることが多い。しかしながら、バグ病院ではレントゲンはおろか医療機器は聴診器以外無いという医療インフラ未整備の状態が多く、またバグ医師自身専門的外傷初期治療の知識・技術に乏しく、結果とし変形や機能障害を残してしまう住民が多く存在する。このような現状を考慮した場合、現地で調達可能な材料を用い、高価な治療器機を用いず骨折・脱臼等の治療を行なう柔道整復術はモンゴルにとって、現在はもとより将来にも必要な技術である。バグ医師を主とした地方の医療従事者及び、バグ医師を目指す学生に対し、柔道整復術の実技を中心とした講習会を行うこと、そして将来柔道整復術を指導できるモンゴル人指導者を育成することはこの国にとり必要なことである。
4.事業の目的対象地域において柔道整復技術が普及する基礎を構築する。
5.対象地域モンゴル国地方4県(Khentii, Sukhbaatar, Dornogovi, Bayan-Ulgii)及びモンゴル国立健康科学大学付属医療専門学校(在ウランバートル)
6.受益者層バグ医師、バグ医師を目指す医療専門学校学生、柔道整復術の指導者を目指す教員
7.活動及び期待される成果

【成果1】対象地域のバグ医師およびバグ医師を目指す医療専門学校の学生がモンゴルで多発する定型的な骨折・脱臼等の外傷に対する適切な鑑別診断・リスクマネージメント・初期治療・後療法を習得する。
【主な活動】研修内容の調整、研修器材・テキストの準備、研修会の実施、知識技術の定着を目的とした再講習会の実施

【成果2】将来柔道整復術の指導者となりうる教員が柔道整復術を習得する。
【主な活動】指導者候補向け研修内容の調整、研修器材・テキストの準備、指導者候補向け研修会の実施

【成果3】柔道整復術のモンゴル語テキストが研修の際に活用されるようになる。
【主な活動】講習会用テキスト作成ワーキンググループの立ち上げ、カリキュラムの調整、講習会用テキストの製作

【成果4】対象地域を含む住民が柔道整復術の存在及びその有効性について知識を得るようになる。
【主な活動】テレビ番組を通じた広報・啓発活動、地方の住民に対する柔道整復術の広報・啓発セミナーの開催

8.実施期間2009年10月〜2011年3月(1年6ヵ月間)
9.事業費10,000千円(予定)
10.事業の実施体制本間琢英をプロジェクトマネージャーとし、技術指導が出来る柔道整復師を現地に派遣して講習を実施する。カウンターパートであるモンゴル国立健康科学大学は講習会の設定等を行う他、ラグワスレン学長を中心に日本語が堪能な柔道整復ヤングクラブ(JTYC)らがモンゴル語テキスト作成に当たる。
II.実施団体の概要
1.団体名社団法人 東京都柔道接骨師会
2.活動内容柔道整復術の進歩発展とその医学的な研究をなし、公衆の福祉に寄与することと、柔道整復師の資質の向上、保険医療制度への協力を持って国民医療の向上に資する活動をする。
3.対象国との関係、協力実績平成17年3月よりモンゴル国との交流が始まる。日本柔道整復師会によるモンゴル国でのNGO活動にも協力者を参加させ、現在も柔道整復術普及活動を行なっていると共に、柔道選手のケアなどにも当たっている。