草の根協力支援型

平成25年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 モンゴル
2.事業名 先天性股関節脱臼ハイリスク児の育児指導
3.事業の背景と必要性 モンゴル国立母子健康センター子ども病院(以下、子ども病院)では、現在、スイス小児連盟の支援を受けて、新生児の股関節エコー検査を実施している。エコー検査の結果、先天性股関節脱臼(以下、DHL)に関しハイリスクと診断された新生児(以下、ハイリスク群)は14.1パーセントを占め、日本の約10倍である。そのため、同センターでは、DHLの発症要因となる伝統的な着衣方法等について指導を行っている。しかし、親はその必要性が十分に理解できず、行動変容は難しく、DHLの発症率は依然として高い。
かつて日本は、布おむつを縦・横方向からきつく巻く習慣があったが、1960年代後半から、乳児健診において股関節に愛護的な育児方法の啓発に取り組み、先天性股関節脱臼の発症率を大幅に低下させた実績を有する。日本の経験に基づいた先天性股関節脱臼の予防と早期発見の技術を、モンゴル国の医療者、さらには乳児の親を対象として移転する国際的技術協力活動が必要である。
4.プロジェクト目標
  1. 出生後のエコー検査によってDHLハイリスク群と診断されたターゲットグループに対して、適切な育児行動に関する指導(以下、育児指導)が退院前に実施される
  2. 退院後、ターゲットグループは育児行動を変化させることができる
5.対象地域 ウランバートル市
6.受益者層 モンゴル国立母子健康センター子ども病院(以下、子ども病院)で出生し退院時にDHLハイリスクであると診断された乳児とその親
7.期待されるアウトプット及び活動

<アウトプット>

  1. 適切な育児指導が退院前に実施される
  2. 育児指導が外来受診期間を通じて継続される
  3. 育児指導が病院内関係医療者に共有される

<活動>

1-1)育児指導のための教材作成ワークショップの開催
1-2)育児指導研修会の開催支援
1-3)マニュアルの作成と活用
2) 継続的な活動のための体制づくり
3) 情報共有のための体制図作成の指導

8.実施期間 2014年1月から2016年3月(2年3ヵ月)
9.事業費 18,993千円
10.事業の実施体制 日本側:国内研修先(病院、保健センター等)の協力の元、公立大学法人札幌市立大学が事業を行う。
モンゴル側:モンゴル国立母子健康センター(ウランバートル市)がカウンターパートとなり、病院長・副病院長の指揮監督の元、事業を行う。
II.応募団体の概要
1.団体名 公立大学法人 札幌市立大学
2.活動内容 教育と研究