草の根協力支援型

平成23年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 ネパール
2.事業名 カスキ郡デタール村の生活改善—安全な水の供給推進—
3.事業の背景と必要性 本対象地域は急峻な山道を登った丘陵地帯に位置し、家屋が丘陵に点在している。河川や湖沼はなく公共配水はあるものの給水は十分に機能しておらず、住民は溜まり水や雨水に依存している。我々の申請段階での事前調査では、住民は慢性的な下痢に悩まされコレラや赤痢などの発生もみられる。また、生活水や土壌から腸管下痢起因原虫が検出されており、感染性下痢症対策が大きな健康課題である。そのためには安全な水の確保が緊急の課題であり、住民の健康を守るためには、早急に安全な水の供給による生活改善が必要である。
4.事業の目的 デタール村に安全な水が供給される
5.対象地域 中央ネパールのポカラ市西部カスキ郡デタール村
6.受益者層
(ターゲットグループ)
デタール村居住地域住民
7.活動及び期待される成果 主要な活動:
1-1 ネパール側実施組織がデタール村実施組織に対し、事業に関わる技術・運営研修と定期的なフオローアップ研修を実施する。
1-2 デタール村実施組織が砂ろ過法と煮沸処理法の導入を計画・立案して計画的に実施する。
2-1 砂ろ過法の研修とマニュアルの作成。
2-2 ネパール側実施組織に対し砂ろ過法の管理、メンテナンス、フォローアップ研修を行う。
3-1 煮沸処理法のマニュアルの作成。
3-2 住民に対し煮沸処理法の研修・教育啓蒙活動を行う。
4-1 住民や学童に対して下痢症、公衆衛生に関する教育研修を行う。
4-2 健康調査を行い住民に保健意識を周知させる。
期待される主要な成果:
1. デタール村における事業実施組織が全ての区に整備される。
2. デタール村の全ての学校(10校)と5つの区に選定したモデル地域に砂ろ過法が導入される。
3. デタール村に選定した5つのモデル区の住民家庭に煮沸処理法が導入される。
4. デタール村住民全体の公衆衛生の知識が向上する。
8.実施期間 2012年6月〜2015年3月(2年10ヵ月)
9.事業費 24,984千円
10.事業の実施体制 日本側:神戸常盤大学を主体とした、神戸大学、森ノ宮医療大学、兵庫県、神戸市に所属する従事者で構成される支援組織。
ネパール側:(NITMPHR; National Institute of Tropical Medicine & Public Health Research)を主体としたネパール医科大学、ポカラ公衆衛生研究教育センターに所属する従事者で構成される支援組織ならびに現地デタール村からの支援組織。
II.応募団体の概要
1.団体名 神戸常盤大学
2.構成メンバー 口腔保健学科:小野一男教授(プロジェクトマネージャー)、医療検査学科:野村秀明教授(プロジェクトサブマネージャー)、柳田潤一郎講師、井村聡子助教、看護学科:上野理恵助手、所管:研究協力課
3.対象国との関係、協力実績 当該国の間で民間NGOとの交換研修生派遣制度に基づく研修生派遣や医療教育施設との学術交流協定による健康調査を実施。ライオンズクラブの医療支援や健診活動に参画している。JICA技術研修生の受入れ。