草の根協力支援型

2014年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ネパール
2.事業名 ネパール・サクーにおける農薬の適正使用のための技術指導
3.事業の背景と必要性  首都カトマンズ近郊の農村地帯では、世帯数の約8割が農業に従事する。この地域で野菜の主要産地であるサクーでは、農家が適正な農薬使用技術の導入を希望している。現在は、病害対策として個々の農家が自己流で農薬を過剰使用し、種子の消毒、作物の管理を始めとした基本的な技術が普及していない。農家は、農薬の過剰使用と、使用方法が適正でない事による農家自身の健康への影響を懸念している。農家は十分に問題を認識し、意欲もあるが技術を習得する機会がない。
このような状況の改善には、「種子の管理技術」「農薬の使用技術」「作物の管理技術」の移転・指導を行う事が有効である。農家の技術習得の強い希望もあり、またこれまでにも多毛作をいち早く取り入れる取り組みを行った地域でもあるため、事業の実施によってこれらの技術を実践的に指導することで、状況を改善することが可能である。
当事業の目的は、過剰となっている農薬使用量を改善し、適正な農薬使用技術を普及させることである。
4.プロジェクト目標 サクーに適正な農薬使用による野菜生産技術が普及する。
5.対象地域 カトマンズ郡 サクー
6.受益者層(ターゲットグループ) 直接受益者:サクー農家150戸(300人)
間接受益者:サクー全農家 1,000戸
7.期待されるアウトプット及び活動 <アウトプット>
1. 種子の選別・消毒方法が普及する。
2. 適正な農薬使用技術が普及する。
3. 作物の管理技術が向上する。
<活動>
「種子の管理技術」の指導
1-1.種子の選別作業の指導
1-2.種子の消毒技術の指導
「農薬の使用技術」の指導
2-1.農薬の選択の指導
2-2.農薬の使用時期、使用量の指導
2-3.農薬の散布方法の指導
「作物の管理技術」の指導
3-1.土壌管理の指導
3-2.水分管理の指導
8.実施期間 2015年2月〜2017年3月(2年2ヶ月)
9.事業費概算額 9,842千円
10.事業の実施体制 現地:農業開発研究会とCENEED(セニード:ネパール環境教育開発センター)による種子の消毒・保管、農薬の使用、作物の管理に関する指導。CENEEDによる状況把握と指導(現地常駐)。
国内:農業開発研究会による上記指導のフィードバック。北海道の行政機関及び、北海道大学による農薬に関する情報の提供。
II.応募団体の概要
1.団体名 農業開発研究会
2.活動内容 農家活動基金の寄付、農家への研修指導の実施、簡易水道施設の設支援、本邦へ研究者、農家を招聘しての研修、カトマンズ盆地における営農調査。