草の根協力支援型

2016年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ネパール連邦民主共和国
2.事業名 ネパール山岳部の貧困層に対する映像教育を活用した数学力向上支援事業
3.事業の背景と必要性 農村部では農業に従事するか海外出稼ぎ労働者になるかの選択肢しかなく、背景には質の高い教師が慢性的に不足しているという課題がある。特に数学における課題が顕著であり、教師自身の数学力も低い。農業においても数学力は重要であり、数学力の向上を通して基礎生活力を向上することが求められている。また、各山岳地域へはアクセスが悪く地理的制約もあることから、物理的な教師研修の機会を提供し続けることは難しく、中央教育省も以前より映像教材を活用した教育支援を取り組み始めている。映像教育の強みを活かし、数学力向上を通して農村部の生活向上を目指す。
4.プロジェクト目標 農村部の学校に通う生徒が、生活向上に必要な数学力を身につけられるよう、教師の指導力が向上し、学校における生徒の学習を後押しできる仕組みが整備され、他地域へ展開可能なモデルケースができること。
5.対象地域 カトマンズ、カブレ郡、マクワンプール郡
6.本事業の対象となる人々 カブレ郡ブメ高校(70名)、マクワンプール郡バゲショワリ高校(42名)の2校をパイロット校として設定。対象学年は、内容が高度で補助教師が実質指導できていない10年生を中心とする。持続的な発展を目指し対象校教師15名、学校管理委員会15名、他教育関係者200名、および他学年の生徒120名も対象とする。
7.事業活動と期待される変化

<活動>
1.課題の特定と対策方針策定
2.教師の指導力向上
3.生徒の学びを深める仕組み作り
4.他の学校への面的展開

<期待される変化>
1.学力課題を見える化し共有することで学校側も主体的になる
2.教師の学力向上、及び指導力向上が期待できる
3.他の学校で活用促進するための汎用性のある活用マニュアルができる
4.中央教育省と連携しより多くの裨益者に対して支援提供ができる

8.実施期間 2017年11月〜2019年11月(2年0ヵ月)
9.事業費概算額 10,752千円
10.事業の実施体制 現地カウンターパートは、Kids of Kathmandu(KOK)というNGOであり、すでに覚書を結んでいる。当団体の現地駐在者と連携し、パイロット校の教師と共に取り組む。SWCの認証も受けていることに加え、中央教育省からの協力も得ている。毎週スカイプミーティングも行っていく。
II.提案団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 e-Education
2.活動内容 「最高の授業を世界の果てまで届ける」をミッションに掲げ、指導力の高い先生の授業を映像化し、農村部の生徒・学校へ提供する。教師不足の課題を解決し、学習支援を通して誇りを持って生きる生徒を育てる。