草の根協力支援型

平成18年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ペルー
2.事業名 リマ市貧困地域における青少年のHIV/AIDS予防事業
3.事業の背景と必要性 本案件の対象地域であるカラバイヨ地区は、リマ市北部に位置する貧困層の居住地区である。カラバイヨ地区では様々な保健衛生上の問題を抱えており、とりわけHIV/AIDSの問題は深刻である。今後もHIV感染拡大が推測されており、その要因の一つとして若年層の無防備な性行為等が挙げられる。同国保健省は、国家エイズ計画(CONTRASIDA)を策定(1996)し、国際機関やNGOなどと連携しながらエイズ対策を進めている。2004年には、STI(性感染症)/HIV/AIDS予防に関する国家保健戦略(Plan de la Estrategia Sanitaria Nacional de Prevencion y Control de las ITS-VIH/SIDA 2005-2009)を打ち出し、感染に脆弱なグループから一般人口、特に若年層への感染拡大が進んでいることに言及し、一般人口へのHIV、STIの感染減少を戦略目的の1つ目として挙げている。こうした目的を達成するために、感染リスクの低い安全な性行動への行動変容の促進が重要な戦略となっている。
4.事業の目的 対象地域の青少年がHIV感染予防を実践できるようになる
5.対象地域 首都リマ市カラバイヨ地区
6.受益者層 対象地域の青少年約4,000人
7.期待及び期待される成果
  1. HIV/AIDS予防教育を実践する青少年リーダーが育成される。
  2. 予防教育を受けた学生及び地域の青少年がHIV感染予防について理解する。
  3. HIV感染予防のためのネットワーク組織が構築され、活動が行われる。
8.実施期間 2011年8月〜2014年1月(2年6ヵ月)
9.事業費総額 9,992千円(予定)
10.事業の実施体制
日本側(日本側支援体制、広報等)
AMDA沖縄が、事業全般の運営・管理を行う。現地の事業実施担当者と常に連絡を取りながら、事業が円滑に進むよう促進する。沖縄県内においては、派遣者による報告会・ワークショップの開催、また会報の発行などを通じて、本事業の広報に努める。
相手国側(相手国実施機関の概要等)
沖縄県系人が中心となって活動するAMDAペルーが、現地カウンターパートとしての役割を果たす。カラバイヨ地区保健委員会(COSACA)の保健所やNGOを含め、学校やコミュニティと連携して事業を進めていく。
II.実施団体の概要
1.団体名 AMDA沖縄
2.活動内容 中南米およびアジアに、医師や看護師を派遣し、災害時の緊急医療支援を実施するとともに、身体障害者など社会的弱者への長期的な支援も行っている。
3.対象国との関係、協力実績 主に沖縄出身の日系人によって構成されるAMDAペルー支部と協力関係を築いており、同支部を通じて、保健医療関係の事業を実施してきた。